2位アトレティコ、降格決定のレバンテと油断大敵な一戦/リーガプレビュー

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8日に行われるリーガ・エスパニョーラ第37節で、レバンテとアトレティコ・マドリーが対戦する。

 アトレティコ・マドリーはこの1週間、リーガ前節はホームでラージョ・バジェカーノとの自治州ダービーを制し(1-0)、通算27勝4分5敗として首位バルセロナと同ポイント、3位レアル・マドリーと1ポイント差の2位をキープした。一方、チャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグはアウェーでバイエルンに黒星(1-2)を喫したものの、ホームで行われたファーストレグの白星(1-0)が物を言い、アウェーゴールの差により2シーズン振りの決勝進出を決めた。

 長期離脱中だったMFチアゴ・メンデスに出場許可が下りた今節は、久々にトップチームの全選手が起用可能となるが、連戦による疲労蓄積や相手の力量を考慮してローテーションを採用するのか、万全を期してベストメンバーを組むのか、ディエゴ・シメオネ監督の采配に注目が集まる。いずれにしても、攻守の要であるFWアントワーヌ・グリーズマンおよびDFディエゴ・ゴディンは出場が確実視されているものの、累積警告にリーチが掛かっているだけに、イエローカードに注意してプレーする必要がある。

 これに対し、最下位に留まり続けているレバンテは、アウェーでマラガと対戦した前節、ここ7試合で4敗目となる黒星(1-3)を喫した。この結果、通算7勝8分21敗となったチームは、17位ラージョ、18位スポルティング・ヒホン、19位ヘタフェの3チーム全てを抜く可能性が無くなり、2試合を残して降格が決定した。

 ホームに戻っての今節は、出場停止のMFホセ・マリに代わりMFジェフェルソン・レルマがスタメンに戻り、ベストメンバーで試合に臨むと見られている。その一方で、降格が決まったため、これまで出場機会の少なかった選手が起用される可能性も残されている。

 終盤戦に差し掛かると、対戦相手の順位よりも目標の有無の方が重要となるため、アトレティコ・マドリーにとってはこのタイミングでレバンテと対戦できるのは幸運と言える。油断さえなければ勝利を手にする可能性が高いだろう。一方のレバンテは、ホーム最終戦で無様な姿だけは見せたくないだけに、降格決定後も足を運んでくれるサポーターのためにもサプライズを起こしたいところだ。

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