アトレティコが6連勝で2位キープ…グリーズマン決勝弾でラージョ撃破

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 リーガ・エスパニョーラ第36節が4月30日に行われ、アトレティコ・マドリーとラージョ・バジェカーノが対戦した。

 アトレティコ・マドリーは1月30日の第22節で首位バルセロナに1-2と敗れた後、リーグ戦13試合で11勝1分け1敗と好調を維持。チャンピオンズリーグも含めると公式戦最近5試合連続で無失点勝利と、鉄壁の守備をベースに勝ち点を積み上げている。バルセロナと勝ち点82で並び、残り3試合で逆転優勝を狙う。

 4月27日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグのバイエルン戦から中2日で迎えるホームゲームに、アトレティコ・マドリーは大幅にメンバーを入れ替えて臨んだ。ディエゴ・シメオネ監督がベンチ入り禁止処分で不在の中、FWフェルナンド・トーレスやアントワーヌ・グリーズマン、MFコケらはベンチスタート。先発メンバーにはDFリュカ・エルナンデスやMFガビらが名を連ねた。

 アトレティコ・マドリーは開始5分、敵陣でボールを奪ってカウンター攻撃を仕掛け、最後はアンヘル・コレアがペナルティーエリアに入って右足シュート。枠を捉えたが、相手GKの好セーブに阻まれた。23分にはラージョ・バジェカーノのアドリアン・エンバルバにペナルティーエリア手前から右足シュートを打たれたが、枠の外へ。前半は0-0で終了した。

 スコアレスで迎えた後半開始時から、アトレティコ・マドリーはガビに代えてコケを投入。さらに54分にはF・トーレス、55分にはグリーズマンをピッチに送り出した。すると55分、途中出場したばかりのグリーズマンがゴールネットを揺らした。コケがF・トーレスを狙ったフィードを蹴り込むと、相手DFのクリアに反応したグリーズマンがペナルティーエリア手前でボールを拾い、左足を一閃。アウトサイドで蹴られたシュートがゴール左隅に決まった。

 交代策が的中してリードを奪ったアトレティコ・マドリーは追加点こそ挙げられなかったものの、ラージョ・バジェカーノに反撃を許さず。試合は1-0で終了し、アトレティコ・マドリーが勝ち点3を獲得した。

 アトレティコ・マドリーはリーグ戦では3試合連続での“ウノゼロ”(1-0)勝利で6連勝を達成し、勝ち点を85に伸ばした。なお、今節は首位バルセロナがベティスを2-0で破ったため、勝ち点で並ぶ両者の順位は変わらなかった。

 アトレティコ・マドリーは次戦、5月3日にバイエルンとのチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグをアウェーで戦い、8日にはリーガ・エスパニョーラ第37節でレバンテと敵地で対戦。一方のラージョ・バジェカーノは次節、8日にレアル・ソシエダとアウェーで対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリー 1-0 ラージョ・バジェカーノ

【得点者】
1-0 55分 (アトレティコ・マドリー)

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