5戦連続完封勝利のアトレティコ、2週連続の自治州ダービー/リーガプレビュー

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 30日に行われるリーガ・エスパニョーラ第36節で、アトレティコ・マドリーはラージョ・バジェカーノと対戦する。

 アトレティコ・マドリーはホームでの連戦となったこの1週間、リーガ前節のマラガ戦もチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグのバイエルン戦も同スコア(1-0)で制した。この結果、通算26勝4分5敗としたリーガでは首位バルセロナと同ポイント、3位レアル・マドリーと1ポイント差の2位をキープ。CLでは2シーズンぶりの決勝進出に一歩前進した。マラガ戦では途中出場のFWアンヘル・コレア、バイエルン戦では若手のMFサウール・ニゲスがゴールを決めてラッキーボーイになるなど、チームの雰囲気は非常に良い。

 3試合連続のホームでの戦いとなる今節は、故障から回復中のMFヤニック・カラスコが間に合った場合を除き、バイエルン戦と起用できるメンバーは変わらない。中2日で控えセカンドレグを見据えて主力を温存したいところだが、ここ数試合と同様にローテーションは最小限に抑えられそうだ。

 対するラージョ・バジェカーノは前節、ホームでレアル・マドリーに競り負け(2-3)、3試合ぶりの黒星を喫した。この結果、通算8勝11分16敗で16位をキープするに止まったチームは、降格圏内の18位スポルティング・ヒホンおよび19位ヘタフェとは3ポイント差と全く気が抜けない状況が続いている。

 アウェーに移って2週連続の自治州ダービーに臨む今節は、主将のMFロベルト・トラスオーラスが出場停止の中盤が不安となるため、DFディエゴ・ジョレンテのポジションを上げて起用する可能性もある。一方、引き続き多くの故障者を抱えており、それ以外は前節と同様のメンバーになると予想されている。

 現在、公式戦6連勝、5試合連続完封中のアトレティコ・マドリーにとっては、この試合でもどのように1点を奪うのかが鍵となる。一方、前節は2点を先行しながら大逆転負けを喫したラージョ・バジェカーノは、守りに入ると途端に良さが消えてしまうだけに、攻めの姿勢をどれだけ貫けるかが課題となる。それゆえ、アトレティコ・マドリーのカウンターにラージョのパスゲームと、異なる特長を持つ両チームの攻撃に注目したい。

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