27日にビセンテ・カルデロンで行われたチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグを0-1で落としたバイエルン。指揮官のジョゼップ・グアルディオラ監督は試合後に「パス回しが遅かった。なぜならピッチが助けてくれなかったからだ。芝生は乾燥していた。そうなることは分かっていたけどね」とピッチを批評した。
しかし、それはグアルディオラ監督の苦しい言い訳に過ぎず、アトレティコ・マドリーは「これがサッカーだ」と返答した。スペイン紙『マルカ』が伝えている。
バイエルンに所属するスペイン人DFハビ・マルティネスもピッチコンディションが黒星の最大の要因ではないとしながらもこう明言している。
「乾燥していた。そしてそれが、より争いを求める試合を引き起こした。僕らはスピードのあるプレー、速いパス回しで決定機をつくりにやって来た。でもピッチが僕たちのプレーの障害になった」
だが、こういったバイエルンの批判に対して、アトレティコ・マドリーの選手たちが反論。
MFコケは、「これがサッカーだ。僕たちは自分たちの武器を出してプレーしたし、彼らはセカンドレグで彼らのしたいように芝生を用意することができる」と話した。さらにDFフィリペ・ルイスは「2チームにとって、芝生は乾いていた。僕たちにも、僕たちのサッカーにとっても障害だった。僕たちはマドリーの気候を知っている」と話し、ピッチが乾いていたのはその土地の気候によるものだと話した。
決勝点を決めたサウール・ニゲスも、「ピッチは2チームにとって同じだ。ピッチが損害を与えたというのならば、それは2チームに対してだ」と、2チームとも同じコンディションで試合をしたのだから、理由にはならないという見解を示した。
また、アトレティコ・マドリーのエンリケ・セレソ会長はピッチについて「芝生はほんの少し前に張り替えたばかりだし、ピッチはいい状態だったと思う。我々は全てのシーズン、あのピッチでプレーをしているし、何の問題も手にしていない」とグアルディオラ監督の批評に返答している。
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