妨害行為で処分…シメオネ監督、リーガ残り3戦のベンチ入り禁止

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 スペインサッカー連盟(RFEF)は26日、アトレティコ・マドリーを率いるディエゴ・シメオネ監督に3試合のベンチ入り禁止処分を科すと発表した。

 アトレティコ・マドリーは23日、リーガ・エスパニョーラ第35節でマラガをホームに迎え、1-0と勝利を収めた。処分対象となった行為は同試合の44分に発生。マラガのポルトガル代表FWリカルド・オルタが左サイドのタッチライン際を縦にドリブル突破した際、プレーを妨害するかのようにアトレティコ・マドリーのベンチからボールが投げ込まれた。シメオネ監督は前半終了後に退席処分を命じられた。

 同行為について、RFEFの競技委員会は「アトレティコ・マドリーの“ベンチエリア”からボールが投げ入れられたことを確認」しつつ「ボールを投げ込んだ人物を識別、特定することはできなかった」と記した。規則によれば、人物を特定できなかった場合には監督が責任を負って処分を科されることとなる。アトレティコ・マドリー側はボールを投げ込んだ人物がボールボーイであると指摘したようだが、競技委員会は「特定はできていない」として、シメオネ監督への処分を決めた。

 シメオネ監督は3試合のベンチ入り禁止と3005ユーロ(約37万円)の罰金処分を科され、アトレティコ・マドリーも1050ユーロ(約13万円)の罰金を言い渡されている。

 アトレティコ・マドリーはリーガ・エスパニョーラ第35節終了時点で首位バルセロナと並ぶ勝ち点81で2位。逆転優勝を目指す中、シメオネ監督は残り3試合全てでベンチ入りを禁じられることとなった。

 アトレティコ・マドリーは30日の第36節でラージョ・バジェカーノとホームで、5月8日の第37節でレバンテとアウェーで、そして5月15日の最終節でセルタとホームで対戦する。

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