アトレティコがダービーを制し、優勝争いに踏みとどまる…レアルは終焉か

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 リーガ・エスパニョーラ第26節が27日に行われ、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーが対戦した。

 前節、3位のレアル・マドリーは敵地でマラガと引き分けてしまい、逆転でのリーグ制覇が厳しい状況となってきた。同じく、2位のアトレティコ・マドリーもホームでビジャレアルと痛恨のドロー。首位バルセロナとの勝点差が8に広がってしまった。両クラブにとって、今節のマドリー・ダービーは優勝争いの生き残りをかけた一戦となる。

 最初にゴールに近づいたのはアトレティコ・マドリー。10分、エリア手前でボールを持ったアウグスト・フェルナンデスが左足シュート。しかし、ボールはわずかに枠の右下に外れた。

 その後はレアル・マドリーが攻勢に出る。32分、エリア手前左でFKを獲得すると、クリスティアーノ・ロナウドが右足で直接シュート。しかし、ここはGKヤン・オブラクがなんとか弾き返した。セカンドボールがエリア内のカリム・ベンゼマに渡ると、反転シュートで相手ゴールに迫ったが、ここはわずかに枠の左に外れてしまった。

 40分、左サイドのサウール・ニゲスが中央へパスを送ると、エリア手前左でボールを受けたアントワーヌ・グリーズマンが左足シュート。ボールは枠を捉えたがここはGKケイロル・ナバスが横っ飛びでセーブした。さらに42分、今度は右サイドを突破したコケがエリア内右角度のないところから右足シュートを狙った。しかし、ここもK・ナバスがなんとか防いた。前半はこのまま0-0でハーフタイムを迎えた。

 最初に動いたのはレアル・マドリー。ハーフタイムにベンゼマを下げ、18歳のボルハ・マジョラルを投入した。

 するとレアル・マドリーが決定機を迎える。48分、ルカ・モドリッチが右サイドから前線にパスを入れる。相手DFに当たったボールがエリア手前のC・ロナウドの元へ転がり、右足シュートを狙ったが、ここはわずかに枠の左に外れてしまい、先制点とはならなかった。

 試合が動いたのは53分、中盤右から左へとドリブル突破を仕掛けたグリーズマンが、左サイドをオーバーラップしてきたフィリペ・ルイスへパス。F・ルイスがマイナスの折り返しを送ると、再び受けたグリーズマンがゴール左下に決め、アトレティコ・マドリーが先制に成功した。

 1点を追うレアル・マドリー。57分にハメス・ロドリゲスを下げ、ルーカス・バスケスを投入した。続く68分にC・ロナウドが決定的なヘディングシュートを放ったが、ここは相手のブロックにあってしまう。70分にはイスコを下げ、ヘセ・ロドリゲスをピッチに送り込んだ。

 一方、リードを保つアトレティコ・マドリーは、77分にA・フェルナンデスを下げてマティアス・クラネビッテルを、81分にフェルナンド・トーレスを下げてアンヘル・コレアを投入した。

 追いつきたいレアル・マドリーが攻勢に出る。87分、左サイドを突破したヘセがオーバーラップしたダニーロへパス。ダニーロがエリア内左から右足シュートを放ったが、ここは惜しくも枠の右へ外れてしまった。このままアトレティコ・マドリーが1-0でマドリー・ダービーを制し、首位バルセロナとの優勝争いに踏みとどまった。一方、敗れたレアル・マドリーは厳しい状況に立たされた。

 次節、レアル・マドリーは敵地でレバンテと、アトレティコ・マドリーはホームでレアル・ソシエダと対戦する。

【スコア】
レアル・マドリー 0-1 アトレティコ・マドリー

【得点者】
0-1 53分 (アトレティコ・マドリー)

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