トーレスがエイバル戦で4カ月半ぶりにゴール

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 リーガ・エスパニョーラ第23節が6日に行われ、アトレティコ・マドリーとエイバルが対戦した。

 アトレティコは前節、バルセロナとの首位決戦で1-2の敗戦。3位レアル・マドリーに勝ち点差「1」に迫られる結果となった。今節はホームで勝利したいところだが、バルセロナ戦でDFフィリペ・ルイスとDFディエゴ・ゴディンが退場処分、DFフアンフランも累積警告を受けたため、主力DFを欠く不安要素を抱えている。

 対してエイバルは前節、マラガに1-2の敗戦を喫し、2連敗で8位に転落。7位セルタ、6位アスレティック・ビルバオとは勝ち点差「1」のため、3試合ぶりの勝利で上位浮上を狙う。だが、ここまで15得点を上げているエースのFWボルハ・バストンはレンタル元のアトレティコとの契約条項により起用できず欠場。乾は、前節スタメン入りしたものの、今節はベンチスタートとなった。

 試合は前半をスコアレスで折り返し、後半開始直後の46分にエイバルがラッキーな形で先制する。相手DFが最終ラインでコントロールミスをすると、詰めていたセルジ・エンリクがカット。こぼれ球を拾ったケコがペナルティエリア手前中央で右足シュートを放ち、ゴール右隅に沈めた。

 先制を許したアトレティコだが、セットプレーから反撃が実る。56分、左CKでコケからのボールを、ニアサイドに飛び出したホセ・ヒメネスが頭で押し込み同点。さらに63分、右CKを得たアトレティコは、コケからのボールを中央のサウール・ニゲスが打点の高いヘディングで合わせて、ゴールネットを揺らした。一気に逆転されたエイバルは70分、ゴンサロ・エスカランテを下げて乾をピッチに送り出し、同点ゴールを狙う。

 アトレティコは75分、右サイドからの折り返しにルシアーノ・ビエットが合わせてネットを揺らすがオフサイドの判定でノーゴール。直後にヤニック・フェレイラ・カラスコに代えて、リーグ戦6試合ぶりの出場となるフェルナンド・トーレスを投入。すると77分、オリベル・トーレスからの浮き球スルーパスに反応し、トーレスがエリア内に抜け出すが、シュートは飛び出した相手GKアシエル・リエスゴに阻まれた。

 最後まで追加点を狙うアトレティコは後半アディショナルタイム1分、左サイドのビエットからのクロスをゴール前のF・トーレスが右足で流し込んでダメ押しゴール。トーレスは昨年9月19日の第4節エイバル戦以来となる約4カ月半ぶりの得点で、アトレティコで通算100ゴール目を達成した。

 試合はこのままタイムアップ。エイバルはアトレティコに1-3の逆転負けを喫し、3連敗となった。一方のアトレティコは3試合ぶりの白星。なお、乾は70分からプレーした。

 アトレティコは次節、14日にアウェーでヘタフェと対戦。エイバルは同日にレバンテをホームに迎える。

【スコア】
アトレティコ・マドリー 3-1 エイバル

【得点者】
0-1 46分 (エイバル)
1-1 56分 ホセ・ヒメネス(アトレティコ)
2-1 63分 (アトレティコ)
3-1 90+1分 (アトレティコ)

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