エイバル、強豪アトレティコと激突

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 6日に行われるリーガ・エスパニョーラ第23節でアトレティコ・マドリーとエイバルが対戦する。

 アトレティコ・マドリーは前節、アウェーでバルセロナとの頂上決戦で逆転負け(1-2)を喫した。これにより通算15勝3分4敗となったチームは、首位バルセロナには3ポイント差を付けられ、3位レアル・マドリーには1ポイント差に迫られた。消化が1試合少ないバルセロナとは実質6ポイント差があるとも考えられるため、タイトルレースで厳しい状況に立たされたと言える。

 そのバルセロナ戦では、首位浮上のチャンスを逃しただけでなく、MFアウグスト・フェルナンデスが負傷したうえ、DFフィリペ・ルイスおよびDFディエゴ・ゴディンが退場処分、DFフアンフランが累積警告をそれぞれ受けるなど、二重どころではなく三重四重のショックを浴びた。

 これら4選手が欠場となる中で立て直しを図る今節だが、とりわけ4バックのうちDFホセ・ヒメネスを除くレギュラー3枚を欠くディフェンスラインは不安が大きい。代役が予想されている3選手では、DFヘスス・ガメスおよびDFステファン・サビッチは今シーズンの公式戦のうち3分の1以上に出場しているものの、DFリュカ・エルナンデスはコパ・デル・レイ4回戦の3部レウスとの対戦を除くとまだ1試合も出場がない。今節に限っては安定感に期待しづらい守備陣の負担を少なくするためにも、大黒柱のFWアントワーヌ・グリーズマンやバルセロナ戦で奮闘したMFヤニック・フェレイラ・カラスコを中心とした攻撃陣の働きが試合の鍵になりそうだ。

 対するエイバルは前節、ホームでマラガに惜敗(1-2)し、通算9勝6分7敗となり6位から8位に転落した。とはいえ、7位セルタおよび6位アスレティック・ビルバオとは1ポイント差、5位セビージャとは3ポイント差と、今節の結果次第では一気に順位上昇の可能性もある。

 2連敗で迎えた今節だが、チーム内だけではなくリーグのスペイン人選手全体で得点王のFWボルハ・バストンが、ローン元のアトレティコ・マドリーとの契約条項により起用できないのが何よりも痛い。大黒柱の不在は全員で埋めることになるが、攻撃面で違いを作り出すことができる乾には特に期待したい。

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