バルセロナとアトレティコ・マドリーによる新旧王者の激突が行われる今週末のリーガ・エスパニョーラ。この大一番を最も待ち望んでいる1人が、チェルシーでの1年間のプレーを経て復帰を果たしたアトレティコ・マドリーのブラジル代表DFフィリペ・ルイスだろう。
10日に行われた会見に臨んだフィリペ・ルイスは、2シーズン振りのバルセロナとの対戦について、本拠地ビセンテ・カルデロンでも相手のペースで試合が進むことを予想しながらも、自分たちのフットボールに徹して勝利を目指すとの意思を示した。
「極めて厳しい試合になるだろう。まだ開幕して日が浅いうえ、多くの選手が代表戦から戻ってきたばかりだからね。バルサが高いボールポゼッションで試合を支配する展開になることは間違いないので、僕たちはハードなディフェンスからのカウンターで彼らにダメージを与えられるよう努めたい。バルサとの対戦は殆どが彼ら次第の試合となる。だが、僕たちも最高のパフォーマンスを出すことで対抗していきたい」
昨シーズンの公式戦ではバルセロナに4連敗を喫したアトレティコ・マドリー。だが、チームにはリベンジの意識が無いことを説明したフィリペ・ルイスは、自身が在籍した一昨シーズンの直接対決では1勝5分と一度も負けなかったことを引き合いに出し、バルセロナ撃破に期待を寄せた。
「僕たちにはリベンジという感覚は全く無い。それぞれの試合が異なる世界を持つものだからね。バルサはアトレティコに対して、昨シーズンは全勝を収めたけれども、2シーズン前は1つも勝てなかった。それゆえ、今シーズンは新たな歴史が築けることを期待している」
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