初の欧州制覇目指すアトレティコ 、今季計6カ国の王者を倒す

この記事は約2分で読めます。

アトレティコ・マドリーは3日のチャンピオンズリーグ(CL)準決勝でバイエルンを破り、決勝進出を決めた。アトレティコの躍進が偶然の産物でないのは間違いなさそうだ。

ホームの1stレグを1-0と制していたアトレティコは、アウェイの2ndレグを1-2として、2試合合計スコア2-2の結果アウェイゴール数でバイエルンを上回った。後半のFWフェルナンド・トーレスのPK失敗や、アディショナルタイム5分という苦しい時間を敵地に駆け付けた2800人のサポーターと共有し、今月28日にミラノで行われる決勝への切符を獲得した。

2ndレグでバイエルンに33本のシュートを浴び、2得点を許したアトレティコだが、苦しみは報われた。(前身の大会を含め)1974年にブルージュで行われた決勝、2014年にリスボンで行われた決勝に続き、クラブ3度目となるファイナル進出を決定している。

過去3年で2度目の決勝進出を果たしたアトレティコ。しかしながら、今季の躍進は価値の高いものだと言えるかもしれない。グループステージでベンフィカ、アスタナ、ガラタサライを下したアトレティコは決勝トーナメントでバルセロナ、バイエルン、PSVを沈めている。つまり、計6カ国の昨季王者を敗退に追い込んできたのだ。

アトレティコが決勝で対峙するのは、レアル・マドリーとマンチェスター・シティのいずれかだ。マドリーとの対戦なら2014年の決勝の再現となるが、エンリケ・セレソ会長は対戦相手の希望はないと語っている。

「私が第一に行いたいのは、選手、コーチングスタッフ、ドイツまで足を運んでくれたサポーターを祝福することだ。彼らのおかげで、ミラノの決勝に続く勝利が得られた。バイエルンは大変な相手だった。それは分かっていたことだ。だけど、我々は突破に値した」

「よく考えてくれ! 我々はここまでPSV、バルセロナ、バイエルンを倒してきた。リベンジなどには考えをめぐらせていないよ。ただ、その前にリーグ戦が2試合残されている。そちらでも何かを達成できる可能性があるんだ」

コメント