逆転優勝に意欲を燃やすシメオネ「我々が要求されるのは勝って、勝って、勝つこと」

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17日のリーガエスパニョーラ第33節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのグラナダ戦を3-0で制した。試合後会見に出席したディエゴ・シメオネ監督はまず、チャンピオンズリーグ(CL)にストレートイン可能な3位以内を確保したことに喜びを表している。

スペイン『マルカ』がアルゼンチン人指揮官のコメントを伝えた。

「来季のチャンピオンズに出場できるという、クラブの目標を達成できて、とても満足している。あまり気づかれていないことだが、我々にとっては大きな喜びだ」

もちろん、現在のアトレティコにとってCL出場は、リーガにおける最低限の目標達成を意味する。首位バルセロナとは勝ち点76で並んでいるからだ。

「まずはビルバオで行われる重要な試合に臨み、残り4試合でもしっかりと戦っていく。難しいことではあるが、カレンダーが我々に求めること、要求することに応じていくよ。つまりは勝って、勝って、勝つということだ」

試合自体については、次のように振り返った。

「先制点を決めた直後からチームは良くなくなり、グラナダが彼らの右サイドからカウンターを仕掛けてきた。チームは試合に入り込めていない状態だったが、ロッカールームに話し合い、後半から良くなっていったね。現在は精神的にも踏ん張っている状況で、難しいわけだよ」

シメオネ監督はまた、得点、アシストと大活躍だったMFコケについて触れている。

「並外れた選手だ。プレシーズンにも言ったことだが、彼はピッチ中央でプレーした方が相手に打撃を与えられる。より良くピッチを見渡せ、ストライカーの動きを生かせるからね。彼を途中で下げたのは、アントワーヌ(・グリーズマン)と同様にサン・マメスの試合に備えさせるためだった」

4試合連続で得点を決めたFWフェルナンド・トーレスについては、次のように語った。

「チームのパフォーマンスと連動したプレーを見せたね。彼はチーム同様、後半にプレーが改善された」

一方で、出場機会が限られている選手たちの起用法についても言及している。

「出場機会が少ない選手たちにとって、リュカ(・エルナンデス)が最近見せている活躍は、活気を与えるようなものだろう。彼らを起用することは簡単ではないし、そこには私の責任が伴っている。彼らは良い働きを見せているが、現在ピッチに立つ選手たちも素晴らしいのだからね」

「だが現段階のリーガ、チャンピオンズは、どのような試合、どのような瞬間も決定的なものになり得るし、彼らはそのために備えていなくてはならない。サッカーはいきなり状況が変わり、いつ『お前の出番だ』と指をさされるか分からない。よって、彼らはまず自分たちのために働き、その後にグループのための存在とならなければならない」

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