リーガ逆転優勝を見据えるシメオネ、「バルサと争いながら残り5節を迎えたい」

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2日のリーガエスパニョーラ第31節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのベティス戦に5-1で大勝した。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、スタメンで起用したBチームDFナチョ・モンサルベが、及第点のプレーを見せたことを喜んだ。スペイン『マルカ』が伝えている。

センターバックの負傷者が続出しているアトレティコだが、シメオネ監督の決断はナチョを同ポジションに配置することだった。アルゼンチン人指揮官は、DFリュカ・エルナンデスとコンビを組み、及第点のパフォーマンスを見せた20歳のカンテラーノについて次のように語っている。

「昨日の午前はサビッチとともに練習を行ったが、負傷したため招集外にせざるを得なかった。そして午後にナチョ・モンサルベの起用が最善と考えたんだよ。彼は我々の練習に何度も参加していたし、プレシーズンにアルゼンチンにも帯同した。今日の試合では落ち着き払い、我々が考えた通りのプレーを披露した。彼の未来を手堅くするものだったよ」

「また新しい選手をデビューさせられて、我々は喜びを感じている。我々のカンテラが注目を浴びることにもなるからね。カンテラーノが自分たちの練習に参加するということは、その選手には何かがあって、我々がその成長を見守っているということだ。そしてカンテラーノはチャンスをモノにしなければならず、ナチョは実際にそうしたわけだ」

また、この試合で使用したシステムについても説明した。

「我々は4-3-1-2でプレーし、、グリーズマンのスピードでもってセバージョスの後方のスペースを突こうとした。このシステムでプレーするのは容易でなかったものの、良い試合を演じられたよ」

普段はリーガの優勝争いについて一切言及しないシメオネ監督だが、同日にクラシコが行われたこともあってか、逆転優勝の可能性がまだ失われていないとの見解を口に。この会見後に行われたクラシコについての質問に、こう返している。

「クラシコは我々の望み通りになるものではない。いずれにしても、アトレティコはすべきことをしたんだ。もしマドリーが勝てば、首位バルサとの勝ち点差は6に縮まり、バルサが勝てば3位マドリーに4差をつけられる。我々は残り5節の段階でバルサと争っていられるように、仕事に励み、執着し続けなければならない」

また、リーガが重要なコンペティションであることを強調している。

「本当に大切なコンペティションはリーガだ。月曜、火曜、木曜と新聞には順位表が掲載され、ファンはそれを目にする度に期待を抱くわけだ。コパとチャンピオンズもとても重要だが、それらのコンペティションは生じるエピソードだけに依存している。ファンが毎日新聞で読んでいるのは、それこそリーグ戦のことなんだよ」

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