アトレティコ・マドリーのサポーターたちがライバルであるレアル・マドリーに強烈な皮肉を浴びせたようだ。スペイン『アス』や『マルカ』などが伝えている。
アトレティコは1日、リーガエスパニョーラ第27節でソシエダをビセンテ・カルデロンに迎え、8分にオウンゴールで先制すると、その後も2ゴールを追加して3-0と快勝している。
スペインメディアの報道によると、この試合の75分を過ぎたあたりからアトレティコのサポーターたちがライバルであるマドリーのフロレンティーノ・ペレス会長に対して『フロレンティーノ、辞めないで』のチャントを大合唱したという。
マドリーのペレス会長は、昨シーズン指揮を執っていたカルロ・アンチェロッティ監督を、無冠でシーズンを終えたために解任。今シーズンからラファエル・ベニテス監督を招へいしたものの、結果を残すことができなかったためシーズン途中で解任し、ユースチームの指揮官を務めていたジネディーヌ・ジダン監督を昇格させていた。
さらに、レアルは2月27日に行われたアトレティコとの“マドリッド・ダービー”で0-1で敗戦し、リーグ優勝が絶望的に。この結果を受けたマドリーサポーターの怒りは頂点に達し、『フロレンティーノ、辞めろ!』のチャントを合唱。さらに試合終了後には選手バスを取り囲むなど騒然とした状況に陥っていた。
ライバルチームの混沌とした状況を目の当たりにしているアトレティコサポーターとしては、この状況に皮肉を浴びせずにはいられなかったようだ。
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