アトレティコ・マドリーが、スペインプロリーグ機構ラ・リーガの発表したマドリッド・ダービーの開催日時に憤っているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
ラ・リーガは25日、リーガエスパニョーラ第26節レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーが、2月27日(土)の16時から行われることを発表。アトレティコは土曜の最も早い時間帯での試合開催に納得していない様子だ。
2月中旬にはチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグが行われるが、レアル・マドリーが17日(水)のローマとのアウェイ戦に臨むのに対し、アトレティコはダービー直前の24日(水)にアウェイでPSVと対戦。つまりアトレティコはPSV戦を終え、その65時間後にダービーに臨むことになる。それに加えて、PSV戦前に行われるリーガ第25節ビジャレアル戦は21日(日)20時半と日曜、それも最も遅い時間帯に開催され、PSV戦への準備時間も極めて少ない。
アトレティコは今季、ガラタサライ戦を控えている状況にもかかわらず日曜20時半にベティス戦に臨むなど、ラ・リーガのCLを考慮しない日程にすでに苦しんでいた。そのためダービーの開催日時の発表後、「どうせ賭けでは1ユーロが1.20ユーロになるだけだった」と、同チームのロッカールームに入れる関係者から皮肉の声が漏れたという。
いずれにしろアトレティコはラ・リーガの決定を容認することなく、ダービー開催を28日(日)に変更するよう求める方針と見られる。なおチームのキャプテンMFガビは、この件について次のように語った。
「もっと回復の時間があれば、僕たちにとってはポジティブだ。だけどラ・リーガがそのような時間に設定するということは、彼らなりの理由があるのだろう。僕たちが言い訳したことはないし、今後もそうあり続ける。変更があることを願うが、もしその時間にプレーしなければならないのならば、そうするよ」
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