アトレティコ・マドリーファンの多数は、FWフェルナンド・トーレスのクラブ残留を強く願っているようだ。
ミランからのレンタル移籍で、下部組織から過ごしていた心のクラブ、アトレティコに復帰を果たしたトーレス。今季限りでレンタル期間が切れる状況の同選手だが、FIFAの選手登録の処分もあり、その去就は不透明となっている。
FIFAの処分が実際に今夏から適用される場合、アトレティコはこの冬の移籍市場でトーレスの保有権を買い取らなければ手放すことを強いられる。が、同選手が満足な成果を収めていないこともあり、ディエゴ・シメオネ監督がどのような決断を下すかは未知数だ。同指揮官は先にトーレスの去就を問われ、「我々は日1日、試合から試合へと考えていく。結果が生み出すこと以上のものを考慮することはできない。すべては結果だ。すべての未来は結果を礎とする」と明確な言葉を避けている。
しかしながら、トーレスを絶対的なアイドルとするファンは、同選手と正式に契約を結ぶことを懇願している。現地時間16日午後には、『ツイッター』で「TorresRojiblanco(赤白のトーレス)」とのハッシュタグがスペインにおいてトレンドとなり、「トーレスを残してくれ!」「ゴールを決めなくたってかまいやしない。トーレスは俺たちとともにある」などの意見がタイムライン上に流れた。
このファンの訴えは、シメオネ監督らクラブの人間の心にも届いたのだろうか。いずれにしろ、F・トーレスは結果を手にすることで、ファンに応じなければならない。
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