アトレティコ・マドリーにMFトーマス・パーティーを売却する意思はなさそうだ。クラブ首脳陣は、成長著しい22歳MFに対して届いた他クラブからのオファーを断っている。スペイン『マルカ』が伝えた。
アトレティコのカンテラーノ(下部組織出身選手)であるトーマスは、リーガエスパニョーラ第17節ラージョ・バジェカーノ戦で88分に先制点をアシストして試合を決定付けると、前節レバンテ戦では決勝ゴールを記録。チームを暫定首位に浮上させる原動力となった。
最近になってようやく出場機会を得ているトーマスだが、数週間前までは1月の市場で移籍することが濃厚だと見られていた。実際に国内外から複数の打診やオファーが届き、多くのクラブがレンタルでの獲得を希望していた。
だが、アトレティコは当初からトーマスをトップチームの戦力として数えていたようだ。現に同選手に対して最も関心を示したワトフォードが、完全移籍で獲得するために650万ポンド(約11億円)のオファーを出したものの、クラブ首脳陣はこれを受諾しなかった。
一方、2019年までアトレティコとの契約を残すトーマスは、自身の去就について「これまでも自分の信念に従ってきた。僕はアトレティコでプレーすることだけを考えている。ここで成功をつかむのが僕の夢なんだ。継続的に仕事をしていけば、必ずチャンスはもらえると信じているよ」と語り、残留希望を示している。
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