アトレティコ・マドリーは、負傷で長期離脱を余儀なくされたMFチアゴ・メンデスの穴を埋めるため、新たな選手をリストアップしているようだ。スペイン『マルカ』が伝えている。
先のエスパニョール戦で右足脛骨を骨折して3カ月から4カ月の離脱が見込まれるチアゴの代役確保に、アトレティコが動こうとしている。これまで獲得候補とされてきたモナコMFジェレミー・トゥラランに加え、今季セルタで輝きを放っているMFアウグスト・フェルナンデスの名前がリストに挙げられている模様だ。
トゥラランは2013年からアトレティコが補強候補に挙げ続けてきた選手だ。今季モナコがチャンピオンズリーグ予選プレーオフで敗退したことにより、移籍したとしても同大会の登録に問題はない。現在もトゥラランが補強の最優先に置かれているとみられる。
一方、アウグスト・フェルナンデスの状況は少々複雑だ。このアルゼンチン人MFの保有権に関してはセルタとベレスが50%ずつを有している。セルタは2012年夏に170万ユーロを支払って同選手の保有権50%を確保していた。
数カ月前にセルタと2019年までの契約延長を行ったアウグスト・フェルナンデスだが、その際に契約解除金が1500万ユーロ(約19億5000万円)に設定された。しかしながら、他クラブから500万ユーロのオファーが届き、ベレスと選手がそのオファーに納得すれば、セルタはアウグスト・フェルナンデスを売却するという条項を契約に盛り込んでいる。
現在のアトレティコが500万ユーロを工面するのは、そう難しくないはずだ。だがディエゴ・シメオネ監督は補強に慎重な姿勢を見せている。今後チアゴ不在で臨む数試合を戦い、クラブ首脳陣と話し合って最終的な決断が下されそうだ。
コメント