アトレティコ、開始6分のコケ弾でベティスを下す レアル・マドリーを抜き去り2位浮上

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22日のリーガエスパニョーラ第12節、アトレティコ・マドリーは敵地ベニト・ビジャマリンでのベティス戦を1-0で制した。

クラシコ開催中にチャーター機でセビージャに降り立ったアトレティコ。操縦士から試合経過を逐次報告されたその試合は、バルセロナの大勝に終わり、シメオネ監督のチームはベティス戦勝利で2位レアル・マドリーを抜くことが可能となった。

負傷のジャクソン・マルティネスに代わりフェルナンド・トーレスを先発させたアトレティコは、試合開始直後から攻勢を見せ、6分という早い時間帯に先制する。シャビ・トーレスのボールロストからショートカウンターを仕掛け、トーレスがペナルティーエリア内に侵入。背番号9のシュートはGKアダンに弾かれるも、そのこぼれ球をコケが押し込んだ。

アトレティコはその後も強靭なプレッシングを仕掛け、ベティスが前に出ることを許さない。だが23分にトーレスのスルーパスに抜け出したグリーズマンがシュートをクロスバーの上に外すなど、2点目を決められず。30分過ぎにはベティスの反撃も許すようになり、1点リードのまま前半終了を迎える。

後半、アトレティコは自陣に下がり、カウンターから追加点を狙う。59分にはセフードに枠を捉える強烈なミドルを放たれたものの、これはGKオブラクが見事な反応を見せて失点を回避した。

シメオネ監督は71分、アトレティコ通算100得点に1点まで迫るトーレスを下げ、虫垂炎の手術で離脱していたビエットを投入してカウンターの鋭さを研ぐ。73分にはグリーズマンが速攻からGKヒメネス(アダンはゴディンとの衝突で負傷)と1対1となったものの、フランス代表FWは再びシュートを外してしまう。

シメオネ監督は80分前後にカラスコ、コケとの交代でオリベル、サウールもピッチに立たせ、中盤のインテンシティーを増しながら、とどめとなる2点目を狙い続ける。だが88分にグリーズマンが今度はポスト直撃となるシュートを放つなど、最後まで決定力を欠き続けた。

このような試合展開では、同点で終わることが常だが、実際にベティスは終了間際に決定機を迎える。アディショナルタイム3分、クロスをオブラクが取り損ねると、ボールはホルヘ・モリーナの下へ。だがベティスFWは枠内に押し込むことができず、ビジャマリンはため息が漏れた。結局、運にも恵まれたアトレティコが、勝ち点3獲得に成功している。

連勝のアトレティコはマドリーに勝ち点2差をつけて2位に浮上。首位バルセロナとは勝ち点4差を維持した。一方ビジャマリンで4試合勝利のないベティスは、勝ち点15で12位につけている。

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