J・マルティネス&カラスコ弾でアトレティコがバレンシア撃破

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リーガエスパニョーラ第9節アトレティコ・マドリーvsバレンシアが25日にビセンテ・カルデロンで行われ、2-1でアトレティコが勝利した。

前節ソシエダ戦をグリーズマンとカラスコの移籍後初ゴールで2-0と快勝し、3試合ぶりの勝利を飾った4位アトレティコ(勝ち点16)。そして、4日前に行われたCLアスタナ戦でも4-0と快勝した。そのアトレティコはアスタナ戦のスタメンから3選手を変更。コケやホセ・ヒメネス、フィリペ・ルイスといった主力が先発に戻った。

一方、前節マラガ相手に今季初の3ゴールを奪って快勝した8 位バレンシア(勝ち点12)は、5日前に行われたCLヘント戦ではオウンゴール2発で勝利と、波に乗り始めている。そのバレンシアはヘント戦のスタメンから3選手を変更。フェグリが欠場となり、アルカセルとハビ・フエゴがベンチスタートとなった。

共にフラットな[4-4-2]の布陣で臨んだ中、立ち上がりから積極的に仕掛けたのはアトレティコ。開始5分にボックス左に侵入したコケがGKジャウメを強襲するシュートを浴びせると、その後もアトレティコがサイド攻撃を起点にバレンシアを押し込んでいく展開で推移していった。

そんな中22分、バレンシアはロドリゴ・モレノが左ヒザを負傷するアクシデントに見舞われ、アルカセルを投入せざるを得なくなる。徐々にアトレティコの勢いが衰えたことで拮抗した攻防となっていた中、32分にバレンシアのミスからアトレティコにゴールが生まれる。

フィリペ・ルイスのロングボールをムスタフィとアデルラン・サントスの両センターバックが処理できずにいると、ルーズボールを収めたJ・マルティネスが独走。ボックス中央へ進入し、GKジャウメとの一対一を制した。

さらに35分、グリーズマンのパスを受けてJ・マルティネスがGKジャウメを強襲するシュートを浴びせると、直後の右CKからゴディンの放ったヘディングシュートがゴール左を捉えたが、ゴールライン上のガヤにクリアされ追加点は奪えない。

それでも40分、敵陣でカンセロからボールを奪ったカラスコがショートカウンターに転じると、左サイドからカットインして放った強烈なミドルシュートがゴール左に突き刺さり、2点目を奪った。

後半も主導権を握れないバレンシアは、55分にパレホを諦めてバッカリを投入。59分にJ・マルティネスに代えてトーレスを投入したアトレティコに対し、やはり攻めあぐねると、68分にはピンチを迎える。カンセロが自陣でカラスコにボールを奪われてショートカウンターを浴びると、グリーズマンに決定的なシュートに持ち込まれた。しかし、枠に飛ばずに助かったバレンシアは、71分にCKの流れからPKを獲得する。

ボックス左でボールをキープしたムスタフィがゴディンに倒されてPKを獲得。これをアルカセルが決めて1点差に詰め寄った。その後、77分にフアンフランとグリーズマンに決定的なシュートを放たれたバレンシアだったが1点差を保つと、80分にE・ペレスに代えてピアッティを投入し勝負に出る。

しかし、守備を固めたアトレティコがバレンシアの反撃を許さずに2-1のままタイムアップ。2連勝を飾って上位陣を追走している。


▽レーティング
GK
13 オブラク 5.5
ハイボールの処理が安定していた

DF
20 6.0
攻守に集中した出来

24 ホセ・ヒメネス 6.0
ゴディンと共に鉄壁の守備を築く

2 ゴディン 5.5
攻守両面で空中戦の強さ発揮もPK献上でチームをやや追い詰めた

3 6.0
パレホに仕事をさせず。ロングボールが先制点につながった

MF
21 カラスコ 6.5
カットインからの得意な形でシュートを叩き込んだ。リーグ戦2試合連続ゴール

(→オリベル・トーレス -)

14 6.0
正確なキックでゲームをコントロール

5 チアゴ 6.0
攻守のバランスを保った

6 6.0
好パスを供給し、チャンスメーク

FW
7 グリーズマン 6.0
J・マルティネスとのコンビネーションが深まってきている

(→コレア -)

11 J・マルティネス 6.0
公式戦2試合連続ゴール。徐々にチームにフィットしてきた

(→トーレス 5.0)
カウンターのチャンスを生かせず

監督
シメオネ 6.0
1点差に詰め寄られたが、磐石の勝利

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