シメオネがアトレティコ・マドリーから去る決断を下した。最近3試合、招集リストから外れていたシメオネは9日、故郷アルゼンチンのラシン・アベジャネダに移籍することをクラブ側に伝えた。
現在34歳の同選手は「プレーする機会を求めて」と、その決断に至った理由を明かした上、フェランド監督との個人的な問題はなかったことを強調した。今季開幕直後はスタメンとしてコルサとダブル・ボランチを形成したシメオネだったが、その後シーズンが進むとリュクサンとマルセロ・ソサにポジションを奪われ出場機会が激減した。
ラシン・アベジャネダには6ヶ月の期限付き移籍が濃厚なシメオネ。そして彼が愛するクラブであるアトレティコとの契約は今季終了後の6月までとなっている。アトレティコで選手としては終わってしまったが、すでにコーチスクールで第一段階のレベルを終えたシメオネの次の目標は指揮官としてアトレティコを率いることに変わっている。
“チョロ(シメオネの愛称)”は「アディオス(さよなら)」ではなく「アスタ・ルエゴ(また後で)」とアトレティコを去っていく。
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