“監督”トーレスのライセンス問題が論争…アトレティコが下部組織のアシスタントコーチ就任を正式発表

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アトレティコ・マドリーは3日、今シーズンからチームに復帰した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス(37)について声明を発表した。

アトレティコは7月24日、今シーズンの下部組織の体制を発表。その際に、フベニールA(U-19に相当)で監督を務めることを発表していた。

クラブの下部組織で育ち、スター選手となったトーレスの復帰はアトレティコファンも喜んだなか、問題が発生していた。

トーレスは、欧州サッカー連盟(UEFA)の指導者ライセンスの「UEFA A」のライセンスを持っていたが、このライセンスではユースチームの監督を務めることはできないこととなっている。

そのことが発端となり、論争が起こったことを受け、アトレティコは声明を発表。トーレスがフベニルAのアシスタントコーチに就任することを発表した。

アトレティコは「アシスタントコーチとしてのトーレスのライセンスは、スペインサッカー連盟(RFEF)によって確立された管理手順に従い、元選手とクラブのレジェンドが現在保持している、連盟のライセンスに従い、現行の規則に準拠しています」と説明している。

また「監督としてのフェルナンド・トーレスのライセンスが要求、または処理されたことはありません。9月1日にアシスタントコーチとしての記録を要求するための管理手続きが行われました」とし、「この請求はマドリッドサッカー連盟に送られ、その後RFEFによって処理されます」とし、監督を務めるという手続きはしていないと説明した。

なお、「トレーニングや試合で指示を出すことは禁じられておらず、メディアに出ることを禁じる規則はありません」としており、トーレスが表立って活動することは何も問題がないことを強調。実質的に指揮を執る可能性を否定はしていない。

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