セレソ会長、電撃復帰のグリーズマンに言及 「誰にとっても良い取引」

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アトレティコ・マドリーのエンリケ・セレソ会長が、今夏の移籍市場最終日にバルセロナから電撃復帰を果たしたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(30)について言及した。『ESPN』が伝えている。

2019年夏に1億2000万ユーロ(約156億円)の移籍金でアトレティコからバルセロナに完全移籍したグリーズマンだが、新天地では思うような活躍を見せられず。

これまで幾度となく退団の可能性が報じられた中、8月31日に4000万ユーロ(約52億円)と言われる買い取り義務が生じる、1年の延長オプション付きの1年間のレンタル移籍で古巣へ電撃復帰を果たした。

以前には元エースの復帰に対して消極的な姿勢を示していたセレソ会長だが、やはり愛する息子の帰還を喜んでいるようだ。

スペイン『Cadena SER』のフットボール番組『El Larguero』に出演した同会長は、一度クラブを裏切って旅立ったグリーズマンに対するファンからの拒否反応に理解を示しつつも、より建設的な対応を求めている。

「メトロポリターノで我々のファンがグリーズマンに対してブーイングをするのならば、そのこと自体は理解できる。だが、そこから何かを得ることはないと考えている」

「グリーズマンは復帰を熱望していた。確かに奇妙な形で去ったとはいえ、彼は今年に入ってアトレティコへ戻ることを心から望み、それを証明した」

「我々にとって今シーズン、グリーズマンが一緒にいてくれることは幸運なことだ。この2つの移籍は、2つのチームにとって非常に良いものだ。誰にとっても良い取引だったと思うよ」

現時点ではグリーズマンを全力で支える姿勢を見せているセレソ会長だが、今後同選手のパフォーマンスが振るわない場合、自身の立場も危うくなるため、是が非でも活躍してもらいたいというのが、正直な心情といったところだろうか…。

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