チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦セカンドレグが15日に行われ、アトレティコ・マドリーとレヴァークーゼンが対戦した。
ファーストレグはアトレティコが敵地で4-2の勝利を収めた。4年連続のベスト8進出へ優位なアトレティコは、アントワーヌ・グリーズマン、ヤニック・カラスコ、サウール・ニゲスらが先発出場。頭部強打で離脱していたフェルナンド・トーレスがベンチに復帰した。
一方のレヴァークーゼンは逆転突破へ3点以上が必要と厳しい状況だが、第1戦とは代わってタイフン・コルクト新監督が指揮を執る。先発メンバーにはハビエル・エルナンデス、カリム・ベララビ、ユリアン・ブラント、ケヴィン・フォラントらが名を連ねた。
試合は両者ともチャンスを作るが、なかなかゴールは生まれない。レヴァークーゼンは21分、ブラントからのパスをエリア内左で受けたエルナンデスが、体勢を崩しながらダイレクトで左足を振り抜くが、シュートは枠を捉えられない。
一方のアトレティコは38分、グリーズマンのパスを受けたアンヘル・コレアがワンタッチでエリア内に抜け出し右足シュート。40分には、コケがコレアとのワンツーからエリア手前で右足シュートを放つが、いずれもGKベルント・レノのセーブに阻まれた。前半はスコアレスで折り返す。
後半に入って55分、カウンターからアトレティコがチャンスを迎える。トーマス・パーテイからのパスを受けたコレアがエリア内右に進入すると、巧みなステップで相手DF2人をかわして左足シュートを放つが、これは枠の左に外れた。
アトレティコは逆に68分にレヴァークーゼンの波状攻撃に遭うが、GKヤン・オブラクが好セーブ連発でチームを救う。ブラントに最終ラインでパスをカットされ、そのままエリア内中央で右足シュートを許すが、GKオブラクが体を張ったブロックで立ちはだかる。さらにエリア内右でこぼれ球に反応したフォラントに、立て続けに2本シュートを浴びるが、いずれも横っ飛びで驚異のセーブを連発。続けてエルナンデスがエリア内左から放ったシュートは枠の右に逸れた。
アトレティコがその後もGKオブラクを中心にレヴァークーゼンの猛攻を凌ぎ、試合は0-0のまま終了。ドローに終わったが、第1戦のリードを守ったアトレティコが2試合合計4-2で4シーズン連続のCLベスト8進出を果たした。
【スコア】
アトレティコ・マドリー 0-0(2戦合計:4-2) レヴァークーゼン
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