左サイド補強候補にペトロフが挙がる

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グロンケア獲得が現実的になったことで、アトレティコ・マドリーの抱える両サイドアタッカー不在という大きな問題の一端は、ひとまず解決した。そして、この問題を完全に解決するためにアトレティコが選ぶことになりそうな選手がブルガリア代表のペトロフだ。

 ペトロフは現在、ドイツ・ブンデスリーガのボルフスブルグに所属。チームは首位バイエルンから勝ち点5ポイント差の4位という位置につけており、チームの主軸として活躍するペトロフはチームメイトのダレッサンドロ(アルゼンチン代表)らとともにドイツで一躍脚光を浴びている。

 左利きのペトロフの主戦場は左サイドハーフ、または左ウィング。強烈な左足のシュートと正確なパス、そして、鋭く縦へ突破するドリブルは、ブルガリアの英雄ストイチコフをして「彼は私の後継者」と言わしめる。ユーロ2004では、ブルガリアで最も衝撃を与えた選手として多くの人の目を引いた。

 現在25歳のペトロフは、ボルフスブルグと2007年までの契約を交わしている。アトレティコが彼を獲得するためには、4,500万ユーロ(5億5000万~6億8000万円)をボルフスブルグに支払う必要がある。だが、ペトロフの能力をかんがみるその額は決して高すぎるものではないと言えるのかもしれない。

 各ポジションに各国代表レベルの選手をそろえつつあるアトレティコ。ペトロフを左サイドに迎えることができたなら、チームのレベルは一段と増すことになるだろう。アトレティコは、冬の移籍期間でどのような動きをするのだろうか。興味を引くところである。

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