先日、オランダ代表のアンディ・ファン・デル・メイデを狙っていると報じられたアトレティコ・マドリーだが、彼の獲得が失敗になった場合に備え、バーミンガムに所属するデンマーク代表のイエスペア・グロンケアにも移籍交渉を申し込む可能性がある。
グロンケアは今シーズン前にも同郷のトーマス・グラベセン(エバートン)と共にアトレティコと交渉を行っていた。最終的に同じく交渉を行っていたセビージャがグロンケアと仮契約を結ぶところまでいったのだが、その時は家族の問題を理由にセビージャとの合意には至らず、当時所属チェルシーから現在のバーミンガムへと移籍している。だが、現在の彼の頭の中にはバーミンガムを離れることも考えており、移籍の可能性は十分にある。
現段階では、アトレティコは静観の姿勢を崩していない。より経済的な選手を獲得するという明確な方針はあるが、12月の半ばにトニ・ムニョス、クレメンテ・ビジャベルデ、そしてセサル・フェランド監督を交えた会議が行われるまで如何なる決定も下されない。ここで大きな影響力を持つのが、先日契約を延長したばかりのフェランド監督の意見である。何故なら、クラブが彼の契約を延長したということは、ファン・デル・メイデだろうとグロンケアだろうとフェランド監督が希望する選手補強を約束したと同じだからである。
コメント