22日のラ・リーガ第2節、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのエルチェ戦に臨む。前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督は、昨年2月にフラン・エスクリバ監督が復帰したエルチェへの警戒感を表している。
「エスクリバが到着してからエルチェは完全に変わった。プレーがより明確となり、どうすれば勝ち点を獲得できるのかをしっかり定義している。そう、それがリーグ戦を扱う方法なんだよ。今季プレシーズンと開幕節では5-3-2のシステムを使用しているが、彼らのストライカーたちにとっては恩恵となっているはずだ」
また、開幕節セルタ戦(2-1)では後半途中から出場したFWルイス・スアレスをスタメンで起用する可能性を問われると、次のように返答した。
「ルイスが練習をスタートさせたのは今月2日。ロディ、トリッピアー、コレアとともに合流して、良い形で練習に励んでいる。前試合ではコレアが60分プレーし、ルイスは30分ピッチに立った。彼らは練習毎に調子を上げていっている。スアレスが何分プレーできるか? ピッチで必要となる分だけで、60分かも20分かもしれない。明日にはっきりするだろう」
この試合のワンダ・メトロポリターノには、約2万人のサポーターが集まる予定。熱狂的なサポーターを抱えるアトレティコにとって、じつに533日ぶりの有観客試合となるが、シメオネ監督はどのように感じているのだろうか。
「日曜の午前を家族、友人と過ごして一緒にスタジアムに行く……。何と素晴らしいことだろう。1年半もそうできなかったんだ。ファンはフットボールを必要としていて、私たちはフットボールそのものである彼らを必要としている。彼らこそがフットボールなんだよ」
「私たちのサポーターの魂は、いつだってここにあった。しかし明日から少しずつ、人々はピッチに戻ってくる。明日の朝には、みんな『アトレティコ・デ・マドリーを見に行くんだ』と話しているんだろう。それがエネルギーが生むんだよ」
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