アトレティコ・マドリーMFオリベル・トーレスが、他クラブからオファーを受け取っていたことを認めている。スペイン『マルカ』が伝えた。
アトレティコのカンテラ最高傑作と称される19歳のMF。同選手は移籍の選択肢もあったことを認めながらも、アトレティコで長い間プレーし続ける意欲を示している。
「退団のためのオファーは届いていた。だけど、アトレティコに代えられるものは存在しないんだ。自分の夢はアトレティコのトップチームでデビューすることだったし、現在の夢は長い間ここでプレーし続けることにある。アトレティコで引退することを願っている」
「デビューした際のユニフォームは、今も大事にとってある。初めて(本拠地ビセンテ・)カルデロンの芝を踏んだときには、何か特別な感情を抱いた。自分がコルチョネロ(アトレティコの愛称)だと実感しているよ」
アトレティコのリーガ優勝の可能性を問われると、チームの哲学“試合から試合へ”を口にしている。
「試合から試合へと進まなくてはならない。意識しなければならないのは、次に控えている試合だけだ。現在のレベルを維持すれば遠い場所にまでたどり着けるが、気を抜くことは絶対に許されない」
「昨季のコパ・デル・レイ(国王杯)決勝でレアル・マドリーを破ったことは、本当に感動的だった。泣いているファンを目にしたことは、決して忘れられない思い出だ。CLでも僕たちが劣っているわけではない。どんなライバルにも恐怖を感じることはないよ」
ディエゴ・シメオネ監督についても触れた。
「最初に伝えられたのは、カンテラと同じように各試合を楽しめということだった。シメオネには運動量豊富に動くこと、その才能と迫力を見せつけろと言われる。彼には大きな恩があるし、失望させたくはない」
正式にトップチームの一員となったオリベルだが、自身の成熟を実感しているようだ。
「前より成熟したと思うし、自分の置かれている状況をうまく扱えている。毎日、さらに良い選手になっていると感じているよ。僕のスタイル、自分という人間を好きでいられている」
「カルデロンでプレーし、自分の名が叫ばれることは、選手として経験できる最高の出来事だ。僕たちには本当に素晴らしいファンがいる。芝生の上で感じられることには、感謝の言葉しかないよ」
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