23日のリーガエスパニョーラ第14節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのヘタフェ戦で7-0の大勝を飾っている。まるで2強のようにインパクトのあるスコアでの勝利だが、試合後会見に出席したディエゴ・シメオネ監督の姿勢は変わらなかった。
ここ最近、勝利を挙げる度にリーガ優勝の可能性を問われるシメオネ監督。このヘタフェ戦後の会見ではより一層そのような類の質問が集中したが、アルゼンチン人指揮官の答えは変わることなく、「リーガは退屈」というものだった。
「私はリーガが退屈という確信を持ち続けている。マドリーとバルサ以外のチームが、優勝を収める可能性はごくわずかだ。我々の選手たちの努力は尋常ではなく、優勝など先にならないと分からない。今日は早い時間帯にヘタフェが退場者を出した。ライバルの選手が一人少なったからこそ、あれほどの打撃を加えられたんだ。我々が過信をすることはない。試合から試合へ進む必要がある」
「毎週日曜日が決勝戦であり、困難に出くわす日なんだ。残りが5~7試合程になったとき、我々がどこにいるかが分かるだろう。私の目標は選手たちのポテンシャルを引き出し、歴史を照らし合わせることにある。リーガエスパニョーラの歴史などに興味はない。興味があるのはアトレティコの歴史、過去にどのようなチームであったかということだけだ。私はスピードにあふれ、アグレシッブかつインテンシティーのあるチームをつくり上げていく」
エンリケ・セレソ会長の「シメオネにはアトレティコのアレックス・ファーガソンになってほしい」との発言について意見を求められると、こう返答した。
「私の唯一の野心は、火曜に行われるCLの試合だけに向けられている」
バイシクルシュートで得点を決めたFWジエゴ・コスタ、2ゴールを決めたMFラウール・ガルシアにも触れている。
「あんなトンボ返りは誰も予想していなかった。真のゴラッソだよ。進化を望み続けるD・コスタを、今後も見られることを期待している。ラウールについては、人々もその働きぶりを評価し始めた。チーム内には素晴らしい競争があり、それは前進し続けるための糧となる」
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