アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督がスペイン『カデナ・コペ』のインタビューに応じ、「リーガエスパニョーラが退屈なコンペティション」との見解を再度示した。
首位バルセロナを勝ち点3差で追い、3位レアル・マドリーに同ポイント差をつけて2位に位置するアトレティコ。リーガの優勝争いに絡んでいるようにも映るが、アルゼンチン指揮官の考えは一切揺らいでいない。『カデナ・コペ』の公開収録で、次のように発言している。
「レアル・マドリーの調子は良くないが、少しの勝ち点差で3位につけている。シャビ・アロンソが戻ってきた現在、落とす勝ち点はさらに減るだろう。一方バルセロナは、悪い試合を演じても勝利を収められる。それがリーガを退屈なものとしているんだよ」
「一方でアトレティは、少しでも気を抜けば、そのツケを払わされる状況だ。我々は試合から試合へと進まなければならない。アトレティの長所は、美点と欠点を理解していることにほかならない。選手たちのキャラクターを生かし切り、勝利を目指していきたい」
期待を寄せるファンについても触れた。
「彼らの熱狂を否定することがあってはならない。最終的に3位に落ち着き、それが失敗に見えたとしてもね。自分が指揮官としてアトレティコに到着した際、目標としたのは相手にとって不快なチームになることだった。現在のアトレティコはライバルに楽な試合をさせないチームであり、人々は我々とアイデンティティーをともにしている。努力によって、目標を実現できるというアイデンティティーをね」
また、スペイン代表に招集されながらも、負傷で辞退せざるを得なくなったFWジエゴ・コスタにも言及している。
「D・コスタの決断は確固としたものだった。本当に勇敢な男だよ。あれだけの努力を示した後に負傷を患ったのは、悲しむべきことだ」
また、再び筋肉系の怪我を患った同胞FWリオネル・メッシについては、「彼本来のレベルに戻るため、落ち着いた環境を与えることが必要だ」と発言。同選手がバロンドールに値するかを問われると、「疑いようもない」と返答している。
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