アトレティコ・マドリーは18日、スペイン代表MFマルコス・ジョレンテ(26)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。大叔父がレアル・マドリーのレジェンド中のレジェンドであるパコ・ヘント、父と叔父もマドリーに在籍したエルブランコの申し子とも言えるジョレンテは、その馴染みのクラブでキャリアをスタート。
その後、レンタル先のアラベスで台頭したものの、愛するエルブランコではポジションを掴めず、2019年にアトレティコへ完全移籍した。
そのアトレティコでは一昨季の後半戦にセカンドトップにコンバートされ、一躍ブレイクを果たし、可変式の[3-5-2]をメインシステムとして採用した昨シーズンは絶対的な主力に成長。セカンドトップや右サイドハーフ、インテリオール、ピボーテ、サイドバックと状況に応じて複数のポジションをこなし、驚異的なアスリート能力を生かした豊富な運動量と球際の強さを遺憾なく発揮した。
とりわけ、攻撃では“スペースをアタック”する絶妙なスプリント、飛び出しで決定機に関与し、いずれもキャリアハイとなる12ゴール11アシストを記録。ウルグアイ代表FWルイス・スアレスやスロベニア代表GKヤン・オブラクと共に、アトレティコの7シーズンぶりのラ・リーガ制覇の立役者となった。
この活躍を受け、今夏の移籍市場ではマンチェスター・ユナイテッドやリバプールなど、プレミアリーグのメガクラブからの関心も伝えられていたが、2024年までの現行契約を新たに3年延長してロヒブランコスへの忠誠を示した。
コメント