ディエゴ・シメオネ監督が、26日のリーガ・エスパニョーラ第24節・バルセロナ戦で同クラブでの通算300戦目を迎える。スペイン紙『アス』が23日、過去の戦績とともに伝えている。
同監督は、2011年12月にグレゴリオ・マンサーノ氏の解任に伴ってアトレティコ・マドリーの指揮官に就任。そのシーズンにいきなりヨーロッパリーグ優勝を達成すると、2012-13シーズンはUEFAスーパーカップとコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)を制覇。そして2013-14シーズンにはバルセロナ、レアル・マドリーを抑えて18年ぶりのリーグ優勝を成し遂げるなど、アトレティコ・マドリーを屈指の強豪へと育て上げた。
同紙によると、これまでシメオネ監督はアトレティコ・マドリーで299試合指揮を執り、187勝61分51敗の成績を残している。勝率は62.54パーセントを記録し、同クラブをこれまで率いてきた歴代監督の中で最も高い数字となった。ルイス・アラゴネス氏やリカルド・サモラ氏が勝率50.24パーセントだったことも同紙は併せて伝えており、この数字と比較してもシメオネ監督の成績が群を抜いたものであることが分かる。
また、シメオネ監督就任後の299試合で、同クラブは520ゴールを記録。1試合平均1.7ゴールと、高い攻撃力を誇る。その一方で、許した失点はわずかに219のみ。1試合平均では0.7失点と、強固な守備を構築した。攻守両面で抜群の成績を残し、シメオネ監督は白星を積み重ねてきている。
300戦目の相手はこれまで幾度となくしのぎを削ってきた強敵・バルセロナだが、はたしてアトレティコ・マドリーは指揮官の記念すべき一戦を勝利で飾ることができるだろうか。
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