7日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準決勝セカンドレグで、アトレティコ・マドリーはアウェーでバルセロナと1-1のドローを演じたものの、ホームで1-2と敗れたファーストレグからの逆転はならず、4シーズン振りの決勝進出を逃した。
この試合、MFヤニック・カラスコの決定的なシュートやFWケヴィン・ガメイロのPKが決まらず、FWアントワーヌ・グリーズマンのゴールも取消されるなど、あと一歩のところで勝利を逃したアトレティコ・マドリー。内容ではバルセロナを上回ったとの声が数多く上がっているが、「悪いプレーで決勝に進出した方が良かった」と述べたディエゴ・シメオネ監督は、試合後の会見で潔く敗北を認めた。
「バルセロナを祝福したい。彼らはすべてを上手くマネージメントし、結果で我々を上回った。サッカーは数字で勝敗が決められるのだから、我々よりもゴールが1つ多かった彼らが上だったということだ」
後半になって荒れ模様となったこの試合は、バルセロナでは57分にMFセルジ・ロベルト、90分にFWルイス・スアレス、アトレティコ・マドリーは69分にカラスコと、3選手が退場処分を受ける展開となった。シメオネ監督は、不明瞭な判定を乱発するうえ、レアル・マドリーやバルセロナに有利な笛を吹くことが多いとされるスペイン国内よりも、ヨーロッパの舞台の方が戦いやすいとの皮肉を込めたかのような、意味深なコメントを残した。
「審判がミスを犯すこともある。そう、選手と同じようにね。しかし、過ちを犯した選手が退場させられるのは普通のことだけれども、審判もそうなのかどうかは、私には分からない。いずれにしても、我々にはリーガ・エスパニョーラや国王杯よりもチャンピオンズリーグの方がチャンスがあると確信している」
コメント