フィオレンティーナに所属するセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチに対し、アトレティコ・マドリーが重要なオファーを準備している。イタリアメディア『スカイスポーツ』が12日、報じている。
21歳のヴラホヴィッチは、2018年夏にパルチザンからフィオレンティーナに移籍すると徐々に出場機会を増やし、昨シーズンはリーグ戦37試合に出場して21ゴールをマーク。チームの絶対的エースへと大きく成長を遂げた。
今夏の移籍市場では、アーセナルやアトレティコ・マドリー、トッテナムからの関心が伝えられてきたが、イタリアメディアの報道によれば、ディエゴ・シメオネ率いるチームがヴラホヴィッチを確保するために重要なオファーを準備しているようだ。
アトレティコのオファーはボーナスを含めて6000万ユーロ(約78億円)に上り、フィオレンティーナ側の希望額条件を満たすうえ、さらにトレード要員としてU-24アルゼンチン代表DFネウエン・ペレスの名前も挙がっている。フィオレンティーナは近日中に、ヴラホヴィッチ本人および代理人のダルコ・リスティッチ氏と面会し、オファーを受け入れるかどうかを決断する。
フィオレンティーナの指揮官ヴィンチェンツォ・イタリアーノは、シーズン初戦となるコッパ・イタリア1回戦コセンツァ戦の前日会見に出席した際、セルビア代表FWの退団の可能性に言及した。
「彼のことはいつも見ているが、常に貪欲で意欲を持っている。メルカートはまったく予測不能だが、ヴラホヴィッチに関して問題はない。移籍期間中のリーグ戦は誰にとっても難しいものだが、彼は常にストイックだ。私はクラブに対して彼の残留の保証を求めたことはない。私から見ると、彼の頭の中にはフィオレンティーナしかないような印象を受けるが、(移籍は)彼の意思次第だ」
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