サラゴサのFWハビ・モレーノはビセンテ・カルデロンでプレーする為ならどんな犠牲でも払う覚悟は出来ているが、どうやら今回は彼の希望は叶いそうにない。サラゴサと契約する際に「アトレティコ・マドリーとの試合に出場する為には20万ユーロ(約2800万円)の違約金を払うこと」という条項が盛り込まれており、ハビ・モレーノはこの額の半分を自分が払う用意があると監督のビクトル・ムニョスに伝えていたのだが、クラブ側からの回答は未だに無い。「今週の初めに『違約金を半分払うからアトレティコ戦に出場させてくれ』と監督に頼んだんだ。でもまだ答えが無いって事はアトレティコ戦には出場できないって事だ。もしビセンテ・カルデロンでプレー出来るのなら、それは俺にとって素晴らしい事だったんだが、これは俺一人の問題ではないからしょうがない」と残念そうに語った。
そしてハビ・モレーノは、自分はクラブが要求することをこなしている、もし試合に出場したのなら活躍できたと語る。「選手によって役割なども違うが、サラゴサが俺に対して求めていた事は全て遂行している。だがこれ以上はクラブに迷惑を与えることになってしまうから、これで終わりにしようと思っている。勘違いして欲しくないのは、クラブに俺のことを考えてくれとか来年の契約延長の為じゃないって事だ。ただ単に俺がマドリーでプレーしたい意思を表しただけだ。さっきも言ったが、これは俺だけの意思じゃどうにもならないし、それに試合に出場する選手を決めるのは俺の仕事じゃないからどうしようもない」と本当に残念そうに語った。
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