シメオネ監督、M・ジョレンテの起用法に言及「監督以上に選手のことを知っている人はいない」

この記事は約2分で読めます。

ディエゴ・シメオネ監督がスペイン紙『マルカ』のインタビューに応じた。21日付けで伝えられている。

 2020-21シーズン、ラ・リーガの熾烈なタイトル争いを制したアトレティコ・マドリーは、7シーズンぶり11度目の優勝を飾った。シメオネ監督は「思い浮かぶのは、大きな喜びやエモーションだ。たくさんの人がその瞬間を求めていた。それ以前の多くの仕事がなければ、アトレティコの歴史を塗り替えることはできなかっただろう。クラブの努力によって、自分たちを成長させられる選手と戦うことができたんだ」とタイトル獲得の瞬間を振り返った。

 新シーズンもタイトルを争うと予想されるレアル・マドリーとバルセロナについては「これまで、レアル・マドリーとバルセロナが常に優れていたことは事実だ。とはいえ、2014年は我々の方が優れていたし、2021年もそうだった。しかし、どのシーズンも我々が優れているとは限らないだろう。レアル・マドリーやバルセロナはタイトルを逃すミスが許されないことを知っている。我々は挑戦者という自分たちの立場を理解して、常に改善したいと考えているんだ」とコメント。

 近年、効果的かつ印象的な采配を見せるシメオネ監督は、2019年6月にレアル・マドリーから加入したMFマルコス・ジョレンテの起用法について以下のように語った。

「マルコスが来たとき、セントラル・ミッドフィルダーとして考えていた。我々は4-4-2で戦っていたからね。しかし、彼は何度もメンバーから外れていた。それでも私が注目したのは、彼がトレーニングやフィジカル面で諦める姿勢を見せず、常に自分の持ち味を発揮しようとしていたことだ。すると彼は次第に途中出場からゴールを決めていき、アシスタントコーチと彼のポジションを見つけなければならないと話していたんだ」

「そして、チャンピオンズリーグのリヴァプール戦で、ジョレンテをセカンドストライカーとして起用した。見方によっては、守備的な戦術変更とも思われるだろう。しかし、監督以上に選手のことを知っている人はいないし、彼らからより多くのことを引き出そうとする人もいない。監督は常に勝ちたいという気持ちで選択する。マルコスはとても良い働きをしてくれた。その後も、素晴らしい活躍を見せてくれている。選手自身が何をすべきかは、ピッチが教えてくれる。監督にとっては、彼らが最も快適に過ごせるポジションを与えることが重要である」

コメント