リーガ・エスパニョーラ第12節が19日に行われ、アトレティコ・マドリーとレアル・マドリーが対戦した。
リーグ戦では通算159回目となる“マドリード・ダービー”。首位のレアル・マドリーは多くの負傷者を出しながらも、4連勝で首位を走っている。一方、アトレティコ・マドリーは3試合で1勝2敗と苦しんでおり、レアル・マドリーとは勝ち点6差をつけられている。なお、来シーズンからアトレティコ・マドリーが新スタジアムに移るため、今シーズン初のダービーは、リーグ戦におけるビセンテ・カルデロンでの“ラスト・ダービー”となる。
開始早々の9分、最初にチャンスを作ったのはアトレティコ・マドリー。コケの浮き球に反応したサウール・ニゲスがボレーシュートを放ったが、ここは枠の左に外れた。
一方、レアル・マドリーも12分に反撃。左サイドのマルセロがクロスを上げると、クリスティアーノ・ロナウドが頭で合わせたが、ここはGKヤン・オブラクが好セーブを見せてCKに逃れた。続く23分、FKのチャンスを獲得すると、C・ロナウドが直接シュートを狙った。壁に当たったボールがGKオブラクの逆を突く格好となりゴール右に吸い込まれ、レアル・マドリーが先制に成功した。このまま1-0でハーフタイムを迎える。
71分、C・ロナウドがエリア内でディエゴ・ゴディンにひっかけられる。アトレティコ・マドリーは微妙な判定に抗議したものの、レアル・マドリーにPKが与えられた。これをC・ロナウドがゴール左に決めて追加点を奪った。さらに77分、カウンターから左サイドを突破したギャレス・ベイルが低いクロスを入れる。これをファーサイドのC・ロナウドが押し込み、ハットトリックを達成した。
このまま3-0でレアル・マドリーがアトレティコ・マドリーに完勝。5連勝で首位を堅守している。一方、アトレティコ・マドリーは連敗。本拠地最後のダービーを飾ることができなかった。
【スコア】
アトレティコ・マドリー 0-3 レアル・マドリー
【得点者】
0-1 23分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)
0-2 71分 クリスティアーノ・ロナウド(PK)(レアル・マドリー)
0-3 77分 クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリー)
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