アトレティコ・マドリーに所属するスペイン代表MFマルコス・ジョレンテ(26)が自身の去就について言及している。
昨季、後半戦にセカンドトップにコンバートされ、一躍ブレイクを果たした26歳は、可変式の[3-5-2]をメインシステムとして採用した今シーズンは絶対的な主力に成長。セカンドトップや右サイドハーフ、インテリオール、ピボーテ、サイドバックと状況に応じて複数のポジションをこなし、驚異的なアスリート能力を生かした豊富な運動量と球際の強さを遺憾なく発揮した。
とりわけ、攻撃では“スペースをアタック”する絶妙なスプリント、飛び出しで決定機に関与し、いずれもキャリアハイとなる12ゴール11アシストを記録。ウルグアイ代表FWルイス・スアレスやスロベニア代表GKヤン・オブラクと共に、アトレティコの7シーズンぶりのラ・リーガ制覇の立役者となった。
この活躍を受け、今夏の移籍市場ではマンチェスター・ユナイテッドやリバプールなど、プレミアリーグのメガクラブからの関心も伝えられている。
現在、スペイン代表としてユーロ2020に参戦中で28日にはラウンド16でクロアチア代表と対戦するジョレンテは、スペイン『アス』のインタビューで自身の去就に言及。「フットボールの世界では何が起こるかわからない」とあらゆる可能性を認めながらも、アトレティコ残留を念頭に置いていることを明かした。
「僕の考えは、残留だ。アトレティコで幸せだからね」
「僕はアトレティコで満足しているんだ。もちろん、フットボールの世界では何が起こるかわからない。だけど、僕はそういうこと(移籍)は考えていないよ」
また、ここ最近の報道ではジョレンテの貢献を高く評価するアトレティコが、条件面を大幅に改善した新契約を準備していると言われている。
その契約延長の一件に関してスペイン代表MFは、「しばらく前に話し合いがあったよ。だけど、決定的なものはなく、交渉は完了していないよ。ただ、何の問題もないと思っているよ。起こるべきことは起こるものだからね」と、交渉はまとまっていないものの、前向きな話し合いができていることを示唆している。
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