セルジ「私は頭を使ってプレーする」

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7日(現地時間)、アトレティコ・マドリーは第2節のアルバセテ戦に向けてのトレーニングを行った。代表戦に招集されているフェルナンド・トーレス(スペイン代表)、ペレア(コロンビア代表)、(ウルグアイ代表)を除いたメンバーらは、軽快に体を動かした。
 トレーニング終了後には元スペイン代表のセルジ(32歳)が、インタビューに気さくに応じてくれた。

――あなたの絶えず動き続けるプレースタイルには、多くのアトレティコ・サポーターが魅了されています。あなたは疲れというものを知らないと、私たちは思ってしまいます

「私のプレースタイルは左サイドでより多く動き、仲間を助けることです。このスタイルは私の基盤となっています。ただ、そのプレーの仕方は若いころとは変わってきました。若いころは何度でも左サイドを駆け上がり、戻ってくることが可能でした。しかし、今は違います。私の体は確実に歳を重ねています。若いころには身体面でのアドバンテージがありましたが、今は経験が私を助けています」

――あなたの果敢な攻撃参加や粘り強い守備は、相手にとっては本当に困りものですね

「私は相手よりも運動量とスピードで上回る必要があります。私は小さいですからね。だからこそ、私は試合中にしっかりと休息をとっています。若いころに体を使って学んだことが、私に休息をとるべき時を教えてくれるのです」

――ボールの無い位置でも常に存在感を感じさせます

「それは恐らく、精神は集中した状態であり続けているからだと思います。若いころにはこれが一番難しい技術だったと私は思います。しかし、幾つもの試合を戦い、私はこの技術を身に付けることができました」

――あなたはバルセロナでドリームチームを形成した一員ですが、最も印象に残っていることとは何ですか?

「多くのタイトルを勝ち取ったことは言うまでもありません。それと同じくらい、私にとって大切なのは、私はどのようにプレーするべきかを学んだことです。クライフ(当時のバルセロナ監督)が私に言っていたことは、頭を使ってプレーすれば君のスタミナなら、魔法にかかったように動き続けることができるということです。その意味はシーズンを重ねるごとに私に染み込んでいきました。そして、今私は頭を使ってプレーすることができるようになりました」

――残りのシーズンはまだ長いですが、アトレティコ・マドリーは昨シーズンの成績を上回ることが期待されています

「私たちはさらに向上することを求めなければなりません。それは義務です。ただ、チャンピオンズリーグやUEFAカップの話を、現在することには意味がありません。私たちは最も近い試合に全力を注ぐことに集中しなければなりません。そして、それが向上するための最も効果的な方法であると私は思います」

――今日はインタビューに応じてくれてありがとうございました

「どういたしまして。多くの日本の方がアトレティコ・マドリーと私を応援してくれることを願っています。サヨナラッ!!(日本語で)」

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