終了間際に痛恨失点 アトレティコ、昇格組との開幕戦でまさかのドロー

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 リーガ・エスパニョーラ第1節が21日に行われ、アトレティコ・マドリーとアラベスが対戦した。

 昨シーズンのリーグ戦を3位で終え、チャンピオンズリーグでは準優勝だったアトレティコ・マドリー。悔しさをバネにタイトル獲得を目指す今シーズン、就任6年目のディエゴ・シメオネ監督は開幕戦の先発メンバーに、GKヤン・オブラクやDFディエゴ・ゴディン、MFコケ、新加入のFWケヴィン・ガメイロらを起用した。FWアントワーヌ・グリーズマンは出場停止、FWフェルナンド・トーレスはベンチスタートだった。

 昇格組アラベスをホームに迎えた一戦、アトレティコ・マドリーは立ち上がりから攻勢をかける。9分、敵陣右サイド深くまで攻め込んだフアンフランの折り返しからコケが右足を振り抜くが、シュートは相手DFにブロックされた。18分にも右CKからチャンスを迎えたが、ヘディングシュートは枠の上へ。前半はスコアレスで終了した。

 0-0で迎えた後半開始時から、アトレティコ・マドリーはトーレスを投入。58分にはニコ・ガイタンをピッチに送り出したが、試合はスコアレスのまま推移した。シメオネ監督は71分、最後の交代カードとしてアンヘル・コレアを起用。攻撃陣を入れ替えて打開を図った。

 スコアが動いたのは終了間際だった。90分、浮き球のパスに反応したトーレスがペナルティーエリアに差し掛かった位置で相手DFと競り合うと、ファウルの判定でPKを獲得。ガメイロがゴール左隅へ豪快に決め、アディショナルタイム3分で均衡を破った。

 終了間際に先制し、勝利を収めるかに思われたアトレティコ・マドリー。しかし2分後、劇的な展開が待っていた。アラベスのマヌ・ガルシアがペナルティーエリア左手前から強烈な右足ミドルシュートをゴール左隅へ突き刺し、1-1の同点となった。

 試合は1-1で終了。後半アディショナルタイムに1点ずつを取り合う劇的な展開で、勝ち点1を分け合う結果に終わった。アトレティコ・マドリーにとっては痛恨のドローで、白星スタートとはならず。次節は27日、レガネスとアウェーで対戦する。一方、価値ある勝ち点1を掴んだアラベスは28日、スポルティング・ヒホンをホームに迎える。

【スコア】
アトレティコ・マドリー 1-1 アラベス

【得点者】
1-0 90+3分 (PK)(アトレティコ・マドリー)
1-1 90+5分 マヌ・ガルシア(アラベス)

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