バルセロナが国内のライバルから新戦力を補強するようだ。スペイン紙『アス』は13日、同クラブがアトレティコ・マドリーのアルゼンチン人FWルシアーノ・ビエットの獲得に迫っていると報じた。
報道によると、バルセロナがビエットの移籍に向けた交渉を進め、獲得に迫っているという。同選手は移籍の意思をすでに表明しており、アトレティコ・マドリーとの合意を残すのみとなっているようだ。契約期間については報じられていないが、バルセロナ側はレンタル移籍での獲得も視野に入れている模様だ。
バルセロナは今夏の移籍市場で、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシとブラジル代表FWネイマール、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの“MSN”に続く“第4のFW”獲得を目指していると報じられていた。複数の候補が取り沙汰される中、ビエットの獲得が有力となったようだ。
ビエットは1993年生まれの22歳。ラシン・クラブの下部組織出身で、2011年にトップチームに昇格した。2014年夏にビジャレアルへ移籍すると、リーガ・エスパニョーラでの1年目で32試合出場12ゴールを記録。昨年夏にアトレティコ・マドリーへ6年契約で加入した。2015-16シーズンはリーガ・エスパニョーラで19試合出場1ゴール。来月に開催されるリオデジャネイロ・オリンピックに臨むアルゼンチン代表に選出されている。
なお、アルゼンチン紙『ラ・ナシオン』によれば、完全移籍でバルセロナへ加入する場合、アトレティコ・マドリーは2000万ユーロ(約23億4000万円)前後の移籍金を要求する見通しとなっている。昨年夏にビジャレアルから同選手を獲得した際の支払った額を取り戻したいという意向を持っているようだ。
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