アトレティコ・マドリーは4日、FWフェルナンド・トーレスとの契約を2016-17シーズン終了時まで延長すると発表した。
現在32歳のトーレスはアトレティコ・マドリーの下部組織出身で、2001年に17歳でトップチームデビューを果たした。2007年夏にリヴァプールへ移籍し、チェルシー、ミランと渡り歩くと、2015年1月に1年半のレンタル移籍でアトレティコ・マドリーに復帰。2015-16シーズンはリーガ・エスパニョーラで30試合出場11ゴールを記録した。序盤は先発出場の機会が少なかったが、シーズン後半にゴールを量産。同クラブでの通算100ゴールも達成し、復活を印象付けた。
契約延長にあたってトーレスは「自分の家で(プレーを)続けることができて本当に嬉しい。ここに残りたいといつも思い続けてきた。そんな唯一の場所なんだ。そしてついに(その望みが)叶ったよ」と喜びを語り、以下のように続けた。
「自分がどこへ行くことになるのか、何が起きるのかがわからない、そんなプロセスの途中でも、“自分がどこに身を置きたいのか”ということについては迷いはなかった。ここにいられて幸せだよ。大切なことは、望み続けてきたものを得ることができたということだ」
また、アトレティコ・マドリーのスポーツディレクターを務めるホセ・ルイス・カミネロ氏は以下のように語っている。
「誰にとっても素晴らしいニュースだ。彼はこの家の人間であり、彼が我々とともに(プレーを)続けることを皆が喜んでいるよ。彼はこのクラブの全てを知っていて、チームメイトの模範なんだ。我々のアカデミーで育った選手たちは(あるべき)自分を映し出す鏡を持っているということだ。彼はいつも良いアドバイスをしてくれる。ものすごい経験を持つ男で、タイトルを獲得するために、そして高いレベルで競争をするために、その経験を活かしてくれる」
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