アトレティコ、カディスを4発撃破で2位レアル・マドリーに勝ち点10差つける…2発のL・スアレスは得点ランク首位

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31日のラ・リーガ第21節、アトレティコ・マドリーは敵地ラモン・カランサでのカディス戦を4-2で制した。

ラ・リーガ優勝街道をひた走るアトレティコだが、この試合ではFIFAから処分を受けたトリッピアーのほかエルモーソ&カラスコとい主力2人が新型コロナで欠場。シメオネ監督はGKオブラク、DFサビッチ、ヒメネス、、MFマルコス・ジョレンテ、トレイラ、、レマル、サウール、FWルイス・スアレス、ジョアン・フェリックスをスタメンとしている。

アトレティコは堅守速攻を売りとするカディスに対して苦戦。フィードで鳴らすカラスコと協力な縦への突破と守備意識を持つエルモーソという左のタンデムがいないこともあり、そのアタッキングサードでの仕掛けは、相手の強靭なプレスにことごとく潰されていった。

しかし、打つ手がない中でも何とかしてしまうのが、勢いに乗るチームなのかもしれない。28分に迎えたペナルティーエリア手前左からの直接フリーキック、ルイス・スアレスが右足で叩いたボールは、カディスの壁をスレスレで越えていき、曲がりながら枠内左に収まった。アトレティコが、先制する。

先にスコアを動かしたアトレティコだったが、36分にはレマルとのボール争奪戦に勝利したネグレドにシュートを決められて失点。一時同点に追いつかれたものの、44分と前半の内に再び勝ち越すことに成功する。ショートコーナーからレマルが低空のクロスを送ると、ニアのサウールが反射的に左足を出し、それに当たって浮かんだボールが枠内左に収まった。

前半アディショナルタイム1分には、ペナルティーエリア内でアルベルト・ペレアがドリブルしたボールをコケが地面についた腕で止めてPKが取られるが、VARとの審議の結果、その判定は取り消され、前半は1-2で終了する。ハーフタイム、シメオネ監督はトレイラとの交代でヴルサリコを投入している。

後半、アトレティコは49分にレマルがペナルティーエリア内でマウロに倒されてPKを獲得。これをルイス・スアレスが決め切り、リードを2点に広げる。ルイス・スアレスは今季ラ・リーガ得点数を14に伸ばし、2位エン・ネシリと2点差で得点王ランク首位につけている。

シメオネ監督は60分にJ・フェリックス、レマルを下げてアンヘル・コレア、ロディを投入。しかしながら、その後は反撃に出るカディスに押されてしまい、73分にはネグレドのこの試合2点目を許して1点差に詰め寄られる。以降も、何度となく失点の危機にさらされた。

シメオネ監督は83分にサウール、ルイス・スアレスとの交代でコンドグビア、エレーラをピッチに立たせ、中盤の守備を強化。すると88分に仕掛けた速攻から、アンヘル・コレアのクロスをコケが押し込んで4点目。追いすがるカディスに、ようやく引導を渡している。

アトレティコ(1試合未消化)はラ・リーガここ16試合で、ダービーの敗戦以外全勝。8連勝で前日にレバンテに敗れた2位レアル・マドリーとの勝ち点を10に広げている。なおアトレティコはラ・リーガの19試合で勝ち点50を獲得しており、勝ち点100ペースで優勝へと突き進んでいる。

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