リーガ・エスパニョーラ第35節が23日に行われ、アトレティコ・マドリーとマラガが対戦した。
アトレティコ・マドリーは1月30日の第22節で首位バルセロナに1-2と敗れた後、リーグ戦12試合で10勝1分け1敗と好調を維持。バルセロナと勝ち点79で並び、残り4試合で逆転優勝を狙う。
中2日で迎えるホームゲーム、ディエゴ・シメオネ監督は先発メンバーを3名変更。最終ラインにリュカ・エルナンデスとホセ・ヒメネス、中盤にヤニック・カラスコが起用され、フェルナンド・トーレスやアントワーヌ・グリーズマン、コケらとともにピッチに立った。
アトレティコ・マドリーは前半、マラガのドゥイェ・チョプの強烈なミドルシュートでゴールを脅かされるなどピンチを迎えたが、GKヤン・オブラクの好セーブで得点を許さない。
攻撃陣はチャンスを作り出し、左サイドからのクロスにF・トーレスが合わせ、後方へ流れたボールに反応したグリーズマンが決定機を迎えたものの、シュートは枠の右へ逸れてしまった。また、カラスコがペナルティーエリア手前から放った強烈なミドルシュートは相手GKに阻まれ、得点とはならなかった。前半はスコアレスで終了した。
0-0で迎えた後半、アトレティコ・マドリーは62分に均衡を破った。攻撃参加で敵陣に入っていたフィリペ・ルイスのパスを受け、アンヘル・コレアがペナルティーエリア左手前で前を向く。コレアはドリブルで右方向へスライドし、シュートコースを見つけて右足を一閃。強烈なシュートをゴール右隅へ決めた。5分前にピッチに立ったばかりのコレアがディエゴ・シメオネ監督の交代起用に応え、先制点を記録した。
リードを得たアトレティコ・マドリーは66分にグリーズマンに代えてアウグスト・フェルナンデスを投入し、テコ入れを図る。追加点こそ挙げられなかったものの、1点差のまま逃げ切り、勝ち点3を獲得した。
アトレティコ・マドリーは2試合連続での“ウノゼロ”(1-0)、3試合連続の無失点勝利で、勝ち点を82に伸ばした。なお、今節は首位バルセロナがスポルティング・ヒホンに6-0と大勝したため、勝ち点で並ぶ両者の順位は変わらなかった。
アトレティコ・マドリーは次戦、27日にバイエルンとのチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグをホームで迎え、30日にはリーガ・エスパニョーラ第36節でラージョ・バジェカーノと対戦。一方のマラガは次節、5月2日にレバンテをホームに迎える。
【スコア】
アトレティコ・マドリー 1-0 マラガ
【得点者】
1-0 62分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリー)
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