欧州主要リーグも徐々に新シーズンの開幕を迎えており、移籍市場も活況にある。
スペイン紙『マルカ』によると、アトレティコ・マドリーに関連する移籍の噂は特に多かったという。今夏の移籍市場でアトレティコ・マドリーには高額なオファーが絶えず届いており、オフィスは忙しかったとのこと。主力選手に対するオファーは総額2億ユーロ(約272億円4000万円)以上にもなったというが、それらすべてを固辞した模様だ。
巨額なオファーで狙われたのは以下の4選手。
まずは、スロヴェニア代表GKヤン・オブラクに対して3500万ユーロ(約47億6000万円)のオファーがあったようだ。スペイン代表GKダビド・デ・ヘアに退団の可能性があるマンチェスター・UはGKを探しており、リストのトップに来ていたのがオブラクだったという。3500万ユーロでオファーを持ちかけられたものの、アトレティコは拒否。その後、ユナイテッドはアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロを獲得することになったとのこと。
次は、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン。スカッド強化のためにパリ・サンジェルマンが6000万ユーロ(約81億7000万円)でオファーを持ちかけたものの、アトレティコの答えはNOだったとのこと。パリ・サンジェルマンはグリーズマンがレアル・ソシエダにいた頃から獲得に興味を持っていたとされてきたが、現在も狙っているようだ。ただ、同選手のバイアウト額は6500万ユーロ(約88億5000万円)に設定されている模様で、パリ・サンジェルマンにとって手が届かない金額ではないように思える。
3人目はスペイン代表MFコケで、オファー額は6500万ユーロ(約88億5000万円)。ジョゼ・モウリーニョ監督率いるチェルシーやジョゼップ・グアルディオラ監督率いるバイエルンなどのいくつかのクラブが、コケに興味を示しているそう。すでにバイアウト額である6000万ユーロ(約81億7000万円)を超えるオファーがあったというが、コケ自身がクラブへの忠誠を貫き続けているということだ。
最後はウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディン。マンチェスター・Cは、今夏の移籍市場でゴディンの獲得に攻勢を強めていたという。アトレティコ・マドリーに対して4000万ユーロ(約54億4000万円)という、バイアウト額を満たすオファーの準備は整っていたというが、選手の意志もありアトレティコがなんとか引き留めることに成功したようだ。
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