止まらない首位アトレティコ、セビージャも撃破で13試合12勝!2位レアルとの勝ち点差を4に広げる

この記事は約3分で読めます。

12日のラ・リーガ第1節延期分、アトレティコ・マドリーは本拠地ワンダ・メトロポリターノでのセビージャ戦に2-0で勝利した。

フィロメナと名付けられた大寒波がスペインを襲った後に行われる初のビッグマッチ。前節アスレティック・ビルバオ戦が延期となり、1週間ぶりに試合に臨むシメオネ監督はGKオブラク、DFサビッチ、ヒメネス、エルモーソ、MFトリッピアー、マルコス・ジョレンテ、、レマル、カラスコ、FWアンヘル・コレア、ルイス・スアレスを先発させた。

立ち上がり、セビージャとボールポゼッションを競いながら先制点を狙ったアトレティコは、17分にそれを獲得。中央のレマルのドリブルから右のトリッピアーにボールが渡り、その折り返しをペナルティーエリア内のアンヘル・コレアが巧みにトラップ。すぐさま反転して、利き足とは逆の左足のシュートでネットを揺らした。アンヘル・コレアは今季2ゴール目。

先制したアトレティコはポゼッションをセビージャに譲り、堅守速攻のスタイルにシフト。トリッピアー、カラスコ、さらにはアンヘル・コレアもDFラインまで下がって時折6バック気味になり、セビージャの最たる強みであるサイド攻撃を封じていく。それでも22分にエン=ネシリにDFラインを突破されてしまったが、これはオブラクが見事な飛び出しを見せて失点を許さず。その3分後にはルイス・スアレスが、後方からの浮き球に右足ダイレクトで合わせたものの、これはGKボノの好守に遭っている。

後半もセビージャがボールを保持して同点を目指し、アトレティコが堅守からの速攻で追加点を狙う展開が続く。セビージャは46分、個人突破を見せたクンデのスルーパスからエン=ネシリが再度ゴールをうかがうも、ニアサイドに放ったシュートはまたもオブラクという巨大な壁に跳ね返された。

シメオネ監督は65分に選手交代を敢行し、レマル、アンヘル・コレアとの交代でジョアン・フェリックス、サウールを投入。すると76分、今季不調のサウールが今季初ゴールを記録した。右サイドを突破したマルコス・ジョレンテの横パスをペナルティーエリア手前で受けた8番は、流れるようなモーションから左足を振り抜き、地を這うボールが枠内右に収まった。

コパの屈辱的な敗退直後に「アトレティコは良い時期にいるが、僕はそうじゃない。今日、僕は必要じゃなかった。何よりメンタル面で上向かないといけない」と吐露したサウール。ゴールの瞬間に咄嗟に両手を上げて喜んだ主将コケは、ボールをお腹に入れるパフォーマンスを見せていた下部組織出身の後輩の彼のもとに駆け寄り、力強く抱き締めていた。

終盤、シメオネ監督はカラスコとの交代でフェリペをピッチに立たせて守備を強化。意地の猛攻を見せるセビージャのゴールを最後まで許さず、試合終了のホイッスルを迎えている。ここ13試合で12勝(レアル・マドリーとのダービーのみ敗戦)と怒涛の勢いを見せる首位アトレティコは、2試合消化が多い2位マドリーとの勝ち点差を4に広げている。

コメント