チャンピオンズリーグ決勝トーナメント準々決勝セカンドレグが22日に開催され、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーによる“マドリード・ダービー”が行われた。
アトレティコ・マドリーのホームで行われたファーストレグでは、レアル・マドリーが攻勢に出ながらも最後まで得点を挙げることはなく、スコアレスドローとなった。負傷者が続出するレアル・マドリーは、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ウェールズ代表MFガレス・ベイル、フランス代表FWカリム・ベンゼマが欠場し、ブラジル代表DFマルセロも出場停止と苦しいメンバー構成となった。
最初にチャンスを作ったのはレアル・マドリー。12分、右サイドのダニエル・カルバハルがクロスを上げると、ゴール前のハビエル・エルナンデスが合わせたが、枠を捉えきれない。14分には、クリスティアーノ・ロナウドがミドルシュートを放ったが、ゴール右に外れてしまった。
27分、レアル・マドリーがペナルティエリア手前右でFKを獲得すると、ハメス・ロドリゲスが直接狙ったが、クロスバーの上に外れた。
一方のアトレティコ・マドリーにもチャンス。29分、ペナルティエリア手前からヘスス・ガメスがシュート。しかし、ここはGKイケル・カシージャスがキャッチした。
44分、レアル・マドリーが前線でボールを奪うと、ペナルティエリア右でパスを受けたC・ロナウドが右足シュートを放ったが、GKヤン・オブラクが好セーブでなんとか凌いだ。このまま0-0で前半を折り返す。
後半立ち上がり、レアル・マドリーに決定機が訪れる。49分、イスコのスルーパスに抜けだしたJ・エルナンデスが左足でシュートを狙ったが、ゴール右に外れてしまった。さらに59分、右CKからラファエル・ヴァランがヘディングシュートを放ったが、叩きつけたボールはクロスバーを越えてしまった。
ここで試合の流れを変える大きなプレーが起こる。76分、アルダ・トゥランがセルヒオ・ラモスに対してスパイクの裏を見せたとして2枚目の警告を受けて退場となる。
1人多いレアル・マドリーにビッグチャンス。80分、J・ロドリゲスのパスに抜けだしたJ・エルナンデスが倒されかけながら、右足でシュート。しかし、枠の左に外れてしまいチャンスを生かせない。
すると88分、J・ロドリゲスとのワンツーからペナルティエリア右に抜けだしたC・ロナウドが倒れ込みながら折り返しを送ると、J・エルナンデスがこれを押しこみ、遂に先制点を奪った。
このまま試合は終了し、レアル・マドリーが1-0で勝利。今シーズン、7試合を終えて3分け4敗と未勝利だったアトレティコ・マドリー相手に遂に勝利を収め、5シーズン連続でベスト4進出を決めた。
準決勝の組み合わせ抽選会は24日に行なわれ、準決勝ファーストレグは5月5日と6日、セカンドレグは同12日と13日に行なわれる。
【スコア】
レアル・マドリー 1-0(2試合合計:1-0) アトレティコ・マドリー
【得点者】
1-0 88分 ハビエル・エルナンデス(レアル・マドリー)
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