アトレティコ・マドリーが、クラブ史上最強とも言われる現在のチームを作り上げた指揮官の引き留めに成功した。同クラブは現地24日、ディエゴ・シメオネ監督との契約を2020年6月末まで5年間延長することで合意に達したことを発表した。
シメオネ監督は、リーガ・エスパニョーラ連覇が厳しくなっただけでなく、3位の座をバレンシアに明け渡したタイミングで今回の決断するのは難しかったことを告白しながらも、アトレティコとの強い結び付きが契約延長の決め手になったことを説明した。
「私はアトレティコで指揮官としてもの凄く成長した。クラブは私のことを信頼し、じっくりと仕事をするために必要な時間を与えてくれただけでなく、競争力のあるチームを作るために必要な選手を獲得してくれた。3シーズン連続で3位以上に入り、財政面の安定化を図るという目標に向けて大切な時期にある今、こういった選択をするのは簡単なことではなかった。しかし、私はアトレティコに情熱や将来性を見ているので、愛するクラブと共に成長して行こうと決断した」
一方、チームの多くの選手もシメオネ監督の契約延長に喜びの声を上げており、FWフェルナンド・トーレスは「アトレティコ・マドリーは将来に向けて確実な一歩を踏み出した」とクラブにとっての重要性を強調し、MFマリオ・スアレスも「アトレティコ・マドリーのファンにとって考えられる最高のニュースだ」と大歓迎の姿勢を示した。
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