シメオネ監督、4位転落にも「リーガはまだ終わっていない」

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 リーガ・エスパニョーラ第27節、現地13日に4位バレンシアがホームでデポルティーボ・ラ・コルーニャに2-0で勝利した一方、翌14日に3位アトレティコ・マドリーがアウェーでエスパニョールと0-0の引き分けに終わり、両者の順位が入れ替わった。

 バレンシア快勝の一報を受けて臨んだ一戦でスコアレスドローに終わり、およそ4カ月に渡り守り続けてきた3位の座を失ったアトレティコ。だが、ディエゴ・シメオネ監督は試合後の会見で、前半終了間際にDFミランダが一発退場処分を受けながら、あと一歩で勝利を掴めた内容を評価した。

「私は選手達の働きに満足している。退場処分がありながら、チームは決して勝利を諦めなかった。前半はほぼ互角の展開だったが、後半は自分達の特徴を生かして非常に良いプレーをすることができた。相手GKカシージャが素晴らしい仕事をしなければ、1人少ないにも係らず3ポイントを獲得していたところだった」

 この日のスコアレスドローにより、アウェーでは公式戦4試合連続ドローとなったアトレティコだが、シメオネ監督は、チームが着実に復調していることを強調した。

「我々はゴールを奪うのに苦労しているけれども、決定機を作れないのであれば心配だが、今日は安定したプレーからチャンスを生み出すことができた。チームは確実に上向いているので、このままハードワークを続けて行けばいい」

 シメオネ監督は一方、5位セビージャおよび6位ビジャレアルも含めた上位争いが最後まで続くとの見解を示すと同時に、3位に浮上したバレンシアに賛辞を送るなど、あくまでも冷静な態度を貫いた。

「私はシーズン前から、良い補強をしたセビージャとビジャレアル、ヨーロッパのカップ戦に出場しないバレンシアは、いずれも我々のライバルになると言ってきた。それゆえ、今行われている戦いは当然だと思っている。リーガはまだ終わっていないので、アトレティコは何らポジションを失った訳ではない。今は我々を追い抜いたチームを祝福したい」

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