アトレティコを語るカペッロ監督「サッカーは弱虫のためではない」

この記事は約2分で読めます。

 ロシア代表を率いるファビオ・カペッロ監督が、スペインのラジオ局『オンダ・セロ』の番組で、アトレティコ・マドリーについて語った。スペイン紙『マルカ』が18日に伝えている。

 カペッロ監督は過去に2度に渡ってアトレティコ・マドリーのライバルクラブであるレアル・マドリーを率いていた。2回とも就任初年度でリーグタイトルをもたらしたが、守備的な戦術がサポーターの批判を受け、どちらも1年で解任されている。

 カペッロ監督は「アトレティコが暴力的なチームというわけではない。サッカーは弱虫のためのスポーツではない」と始めると「アトレティコは苦しんで戦って、勝利するチームだ。これを暴力的と表現するのはナンセンスだろう。サッカーはいつだってフィジカルなものだからね」と、元ライバルのスタイルについて語った。

 さらに同監督は「レアル・マドリーの選手たちは、バルセロナをはじめとした全てのチームに質の面で上回っているが、バルセロナはチームとして戦っている、個々で戦っていたのはずいぶん昔の話だ」と、レアル・マドリーとバルセロナのスタイルについても触れた。

 そして「レアルの問題点は、彼らがいいフォワードを何人か抱えていれば全てうまくいくと思っていることだろう。レアルが最高に良くなるためには、もっと個性と質を持った選手たちが必要だ。彼らにはペペとセルヒオ・ラモスが必要なんだ」と、古巣にアドバイスを付け加えた。

 最後に「サッキは肌の色について話したかったのではないだろう。彼は人種差別主義者じゃない。ただ、イタリアのユースチームにもっと自国籍選手とイタリア人の個性が必要だと言いたかったんだ」と、人種差別問題で批判されているアリゴ・サッキ氏を擁護している。

コメント