レアルファンと公言のラウール・ヒメネス、入団会見で追及される

この記事は約2分で読めます。

 今夏にアトレティコ・マドリーに入団したメキシコ代表FWラウール・ヒメネスの入団会見が27日に行われた。スペイン紙『アス』が伝えている。

 14日に契約にサインをしたヒメネスは、16日に行われたプレシーズンマッチのサンプドリア戦でデビューを果たし、リーガ・エスパニョーラ開幕節のラージョ・バジェカーノ戦で先発出場するなど、既に公式戦でもプレーしていたが、入団会見はまだ開いていなかった。

 ヒメネスは、自身の公式ツイッターやメキシコでのテレビインタビューなどで、「僕はレアル・マドリーのファン」、「僕はマドリディスタ」と公言。既に当該ツイートは削除されているが、「レアル・マドリーでプレーするために、ヨーロッパに移住することが夢」とまで、語っていた。

 会見では当然ながら、同選手に対して「マドリディスタであった過去をもう忘れてしまったか」という、レアル・マドリーに関する質問が飛んだ。ヒメネスは、「それはもう過去のことだ。ここに住んでから、まだ少ししか経っていない。僕はアトレティコを愛しているし、自分はその過程にいる。このクラブで歴史を築いていきたい」と、コメントした。

 ヒメネスは会見後にユニフォームに着替え、本拠地であるビセンテ・カルデロンでボールをリフティングするなど、恒例の写真撮影を行った。スタンドにいたアトレティコのサポーターが「クラブのエンブレムにキスしろ!」というコールを連呼し、「それ(赤と白)がお前のカラーだ」と叫ぶ人もいた。しかし、会見では「クラブを愛している」とコメントしていたヒメネスは、サポーターの要求には応じず、アトレティコのエンブレムにキスをすることはなかった。

コメント